NHKの「土曜ドラマ」は、土曜日の夜に放送される、1話完結もしくは数話で完結する短編の連続ドラマ枠です。2023年1月21日からは、2021年度後期の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の制作チームが携わる、『探偵ロマンス』が放送中。作家デビューから100年の節目にふさわしい、“知られざる江戸川乱歩誕生秘話”を描いています。
All About編集部は、1月20日~2月2日の期間、328人を対象に「NHKドラマ」に関するアンケートを実施しました。同調査の中から、本記事では、2010年代前半の「土曜ドラマ」枠で面白かった作品ランキングを発表します!
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第3位:『七つの会議』/16票
第3位にランクインしたのは、2013年に放送された『七つの会議』でした。本作は、大手電機メーカーの下請けである中小企業を舞台に、製品にまつわる大がかりな隠ぺいや内部告発、パワハラなどを描いています。大人気作家・池井戸潤さんの小説が原作の物語です。
回答者からは「仕事で理不尽な気持ちを抱えることが多くあるので、すっきりした(31歳女性/大阪府)」「最終回まで楽しかった(29歳女性/千葉県)」「多かれ少なかれ企業内でありうる隠蔽についてのストーリー展開が面白かった(61歳女性/宮城県)」「シリアスなドラマで食い入るように見ていた記憶があるため(33歳女性/愛知県)」など、ストーリーを絶賛する声が届いています。
同率1位:『とんび』/24票
同率で第1位に選ばれたのは、2012年に放送された『とんび』。瀬戸内海に面した広島県備後市を舞台にした作品。息子が産まれ、親子3人の幸せな生活が続くと思った矢先に妻の事故死という災難に見舞われ、残された父と息子の不器用で泥臭くも、心温まるストーリーです。息子との生活に奮闘する主人公・市川安男役を、堤真一さんが演じました。
回答者からは「家族愛が感じられたとてもいいドラマでとても感動したから(25歳女性/大阪府)」「家族や人間関係の温かさを感じることができたドラマ。不器用な父親と回りの人の手助けがとても良かった(47歳女性/東京都)」「父と子のドラマは、ムネアツで感動的(58歳女性/岡山県)」「今でも印象的な作品だから(60歳男性/静岡県)」など、親子愛を感じられる感動的なストーリーが印象深く残っている人が多いようです。
同率1位:『64(ロクヨン)』/24票
同率第1位の作品は、2015年に放送された『64(ロクヨン)』でした。1989年(昭和64年)に起きた少女誘拐殺人事件・通称「64(ロクヨン)」の時効が迫る中、いくつかの違和感から事件解決の糸口を探していく物語。ピエール瀧さんや木村佳乃さんら、豪華俳優陣がそろった本格サスペンスドラマです。
回答者からは「最初に本で読みました。本のように上手く伏線が表現されていました(34歳男性/千葉県)」「原作がしっかりしていて小説を元にしたものなので面白かったから(36歳女性/東京都)」など、原作ファンからの評価も高いようです。
また、「実際の事件をベースに緊迫感が感じられる物語だったから(33歳女性/京都府)」「昭和から平成にかけての事件の真相に近付く為の鬼気迫る捜査が緊迫感があって良かった(43歳男性/新潟県)」「64(ロクヨン)は映画とほぼ同時期に制作されましたが、キャスティングなどに映画版とのリンクが感じられ、共作と言ってもいい作品だと思いました(55歳女性/埼玉県)」と、実際の事件をもとにした緊迫感のある内容が高い評価を得ました。
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※回答者のコメントは原文ママです
※2010~2015年までに放送された作品を「2010年代前半」とカウントしています
※選択肢には「土曜ドラマスペシャル」枠および「特集ドラマ」扱いの作品も含んでいます
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