ゴキブリがペット!? 動物園より衝撃的な珍獣フェアに潜入

昆虫・爬虫・珍獣に会えるフェア「BLACK OUT!」が8月28日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催された。想像のしづらいイベントではあるが、実際はどんなイベントなのだろうか。フェアで実際に出会えた珍獣たちを紹介していく。

昆虫・爬虫・珍獣フェアへ初参加!

8月28日(日)、珍獣に会えると噂の「BLACK OUT!」へ行ってきた。年に9回ほど、全国各地で行われている当イベント。今年はおよそ115店舗と過去最多のショップが集まり、その場で珍獣を買うことはもちろん、求めている個体や育て方などの相談も店員に直接できる。そのほか、獣医による特別講演や、動物無料相談室、豪華プレゼントが当たる抽選会なども行われていた。今回初参加ではあるが、「珍獣」の響きに胸の高鳴りを抑えられないまま、さいたまスーパーアリーナへと向かった。

   

虫も人もたくさんいた

会場へたどり着いてまず驚いたのは、人の多さ。昆虫や爬虫類がメインということもあり、空いているだろうと高をくくっていたからだ。また、来場者は男性ばかりかと思っていたが、女性グループやカップル、子どもを連れた家族も目立った。なかには何度も来場している常連もいるようで、店員とフレンドリーに挨拶や世間話を交わす姿を見かけた。 

 

会場にはところ狭しとヘビやカエル、トカゲなどが並ぶ。机に並ぶ彼らは、ケージに入っているものもいるが、多くは手のひら大のプラカップに入れられている。その様子はスーパーの食品売り場を眺めているような気分にもなる。 

 

目が可愛らしいトカゲ
全体的にオレンジ色のトカゲ

 

黒光りするアイツがペットに……?

会場を眺めていると、プラカップの中にうごめく黒い物体が! もちろん、家や街中で見かけるような「ゴキブリ」ではなく、「マダガスカルゴキブリ」や「ジャバニカ」といった品種だ。特に「マダガスカルゴキブリ」は大型種で成長すると70mmにもなる。一つのプラカップのなかに6~7匹入っており、それらがチマチマと動く姿は一見の価値アリだ。 

 

プラカップに入ったマダガスカルゴキブリ
よく街中で見かけるゴキブリと違って、しま模様が目立つ

 

極彩色のカエルに初対面

毒のある動物と言えば必ず名前のあがる「ヤドクガエル」。あからさまに毒々しい色は一度見たら忘れられない、という人もいるのではないだろうか?

 

いざケージの中を覗いてみると……人の親指の爪サイズほどと意外と小さい。カラフルな「アマガエル」といった印象の「ヤドクガエル」は見れば見るほどに可愛く思える。

 

3匹のヤドクガエル
手前に黒と黄色のヤドクガエルが2匹、左奥に水色と黒のヤドクガエルが1匹いる

   

もちろん可愛い子もいた

近頃人気のフクロウカフェ。そのなかでも看板娘と言っても差し支えないのが「アフリカオオコノハズク」だ。そんなアイドルのような子も、おとなしく止まり木で愛嬌を振りまいていた。こちらを眺めてくる仕草はとてもキュート。

   

アフリカオオコノハズク
カメラを構えるとこちらを向いてくれた

 

げっ歯類のなかで一番賢いと言われるデグー。人を覚えてくれ、懐っこい性格なため、初心者でも一緒に生活しやすい。今すぐにでも一緒に生活をしたいこの子が、なんと2000円! ちょっと贅沢なランチが食べられるような値段で家にお迎えすることができるのだ。安すぎるのではないか……? と思い調べてみると、毛色によって、2000~2万円程度と差が大きく開くそうだ。

  

眠っているデグー
眠っているようで、静かな様子だった

 

そしてドキュメンタリー番組や動物番組でたびたび見かけるミーアキャットもいた。ミーアキャットは元気で、ずっと動きまわっている子が多かった。よく動く細身の体は可愛さのなかにかっこよさもあった。

  

ミーアキャット
飛び跳ねたり、転がったりとせわしなく動く

 

メインとも言えるヘビ

会場内で一番多かったものはヘビだろう。小型なものはプラカップに入れられており、大型のものになると、透明なケージに入れられていた。オレンジ色のヘビや、紺碧色のヘビなど、非常にカラフルであった。 

 

実際に触ってみたのがこちら。

  

脱皮途中のヘビ
絡まった紐のような姿勢から動かない

 

白とオレンジ色のまだら模様が目を引く。脱皮中とのこともあり、体はまだやわらかい。ケージの外に出されても、絡まったようにじっとしている。 

 

「BLACK OUT!」に参加するチャンスはまだあるぞ

一度にペットゴキブリ、カエル、ヘビ、フクロウ……を見れる機会はなかなか無いだろう。さいたまスーパーアリーナでの開催を逃したと嘆く必要なはい。全国各地で年9回ほど開催される本イベントは10月には大阪、11月には東京で開催される。爬虫類や、昆虫、珍獣が好きな人はもちろん、苦手な人も行ってみてはいかが? 売り子の熱い珍獣愛によって、珍獣が好きになるかもしれない。

 

いざ参加する前に……!

次回の「BLACK OUT!」に参加する前に、事前に昆虫や爬虫への知識をつけておくと、イベントをより楽しめるだろう。編集部おすすめの記事を5本紹介するので、ぜひ読んで昆虫・爬虫・珍獣への愛を深めてほしい。

 

昆虫の飼い方

オオクワガタを育てるのに必要な費用

ヘビ、どうやって飼えばいいの?

キオビヤドクガエルの生態

フクロウの飼い方

  

DATA

BLACK OUT!

URL:http://www.blackout1999.com

チケット代:先行入場券 1800円/通常入場券 1000円/半額入場券 500円

※ 2016年8月28日(日)開催実績

▼次回開催予定

10月23日(日)大阪「大阪城ホール」城見ホール

11月13日(日)東京「産業貿易センター・台東館」6階


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