SHIBUYA109 lab.は、15〜24歳の男女400人を対象に「Z世代の恋愛・結婚観に関する意識調査」を実施しました。その結果、「人生で大切なものは恋愛じゃなくてもいい」や「結婚は人生のゴールじゃなくていい」など、Z世代のリアルな恋愛・結婚観が明らかとなりました。(以下の調査結果はSHIBUYA109 lab.調べ、調査期間は2022年11月~12月)
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過半数が「恋愛は人生において必ずしも必要ではない」と回答
「恋愛に関して重視する程度を教えてください」を見ると、「できれば恋愛をしていたい」が最多の34.0%、次いで「必ずしも恋愛は必要ではない」が29.5%という回答でした。
その他の項目を含め、恋愛必要派と不要派に分けてみると、「恋愛は必要」(必要不可欠・できればしていたい)と答えた人は、合計で46.8%だったのに対し、「不要」(必ずしも必要ではない・あまり必要ではない・不要)と答えた人は53.3%で、「不要派」が過半数を超えています。
「日々の生活の中で大事にしていること」を複数回答式で聞いたところ、「恋愛・結婚」は29.3%で6位という結果に。より上位には「友人との遊びや付き合い」や「進路・学業」「ヲタ活」「部活動・サークル」といった項目がランクインしています。Z世代は「恋愛は人生にとって必ずしも必要ではない」と考えている傾向にあるようです。
3〜4割が「結婚にも子育てにも消極的」と判明
「結婚願望として当てはまるものを教えてください」を見ると、最も多かったのは「良い人と出会えたらできるだけ結婚したい」の42.0%、次いで、「結婚願望はない」の18.8%でした。
「結婚したいが法律的に難しい」を除き、「結婚したい派」と「慎重派」に分けて見ると、「結婚したい派」(絶対にしたい・できるだけしたい)は合計58.3%、「慎重派」(慎重に考えたい・結婚願望はない)は合計37.3%という回答でした。
「子育てに関する理想像として当てはまるもの」を聞いたところ、最も多かったのは「子育てと仕事を両立したい」(47.8%)、次いで「現段階では子育てをするイメージはない/子どもはいらない」(33.5%)という結果に。また「子どもは欲しいが仕事に専念したい」も9.5%が回答しています。
これらの調査から、Z世代は「結婚慎重派(願望なし)」も「子育てに消極的」も約3〜4割ほどいることが明らかとなりました。
Z世代が優先したいのは「自分らしい幸せ」
グループインタビューで得られたコメントを見ると、「結婚はしたい人がすればいい」や「結婚では自分は幸せになれなさそう」、「離婚は大変だから付き合っているだけでいい」といった意見があり、結婚“すべき”というこれまでの価値観から解放されたZ世代の本音が多数見られました。
「結婚に感じるハードルや不安」についてのコメントを見ても、「(お金は)社会人になってバリバリ働いて自分に使いたいし、養われたくない」や「結婚は楽しそうだけど、出来ないことが増えそう。子どもが出来たら仕事も制限されるのが嫌だ」など、結婚や子どもを持つことに消極的な反面、「自分らしい幸せを優先したい・追求したい」といった価値観の変化が、調査にも表れているようです。
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