All About編集部では、全国の10〜60代の男女157人を対象に、「アニメ監督&作品」に関するアンケート調査を実施しました(調査期間:11月21日〜12月22日)。構成やストーリー、演出や音楽に至るまで、全てを統括し、壮大な1つの作品を作り上げるアニメ監督の中でも、特に人気が高かった日本のアニメ監督を発表します!
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同率2位:新海誠
同率2位は、新海誠監督。2022年11月から公開中の最新作映画『すずめの戸締まり』は、2016年公開の『君の名は。』、2019年公開の『天気の子』と3作品連続で興行収入100億円を突破しました。
回答者からは、「新海誠監督の作品はとにかく映像がとてもきれいなところです(28歳女性)」「『君の名は。』が好きですが、他のどの作品も好きです。画がきれいですし、ストーリーも独創性があって好きです(42歳女性)」「特に好きなのは『君の名は。』です!もう何十回と見ていますが、未だに号泣します! なんなら最初のシーンですでに泣けます! この監督の映画はとにかく景色がとてもきれいです。夜空も星空も夕日も雨も全部素敵です(33歳女性)」など、景色の描写など、「映像がきれい」という声が多く寄せられました。
さらに、「透明感のある作品が多く、社会に対するメッセージ性のような強いものも感じるから(47歳男性)」「画質が繊細で、感情描写も繊細だから(41歳男性)」「『すずめの戸締まり』導入、タイトルロゴの入り方、作画まで人を感動させるための描写がたくさん入れられています(18歳男性)」など、登場人物の感情表現が繊細でメッセージ性を感じる作品が多いという声も寄せられました。
同率2位:庵野秀明
同率2位は、庵野秀明監督。1995年に放送されたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(テレビ東京系)は、社会現象を巻き起こすほどの大人気となり、2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』として再構築され、劇場アニメシリーズに。最初のテレビアニメ放送から25年間続いたエヴァンゲリオンシリーズの完結作として、4部作目となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が2021年に公開されました。
回答者からは、「エヴァを見たときの衝撃がすごく、それからハマって映画やアニメすべてチェックするほどまでになったから(24歳女性)」「エヴァンゲリオンシリーズが最高。独特の世界観、キャラクター、人間関係、対立が非常に魅力的(30歳女性)」「エヴァンゲリオンが大好きです。謎めいた背景を残したストーリー構成が魅力だからです(35歳女性)」など、エヴァンゲリオンシリーズがきっかけで庵野監督のファンになったという声が目立ちました。
また、「監督としてだけでなく、アニメーターとしても才能豊かで物語としてもアニメ作品としても映画作品としても面白いものを作れるから。特に好きなのは新世紀エヴァンゲリオン(旧劇)です(44歳男性)」「トップをねらえ!を最初見た時、色々な作品のパロディーを組み合わせた作品だと思い笑ってしまいましたが最終話で白黒画面がカラーになる場面で何故か涙が出てしまいました。それ以来庵野監督のファンです(51歳男性)」「エヴァも好きですが特にシンゴジラが好きです。今後の特撮映画が楽しみです(32歳女性)」など、アニメだけでなく、庵野さんが監督を務めた『シン・ゴジラ』などの特撮映画も見ているという声もありました。
第1位:宮崎駿
回答者からは、「世界観が唯一無二だから(30歳女性)」「ストーリーの深さと登場人物のユニークさがピカイチだからです(22歳女性)」「宮崎さんの作品は人生に欠かせないものだと思います。特に魔女の宅急便が大好きです(46歳女性)」など、ユニークなキャラクターや設定など、幻想的な世界観が“唯一無二”との声がありました。
さらに、「風の谷のナウシカ・トトロ・天空の城ラピュタ・魔女の宅急便・耳をすませばと子どもの時から思春期・大人になってもずっとワクワクしながら観られる作品を作られている監督(39歳女性)」「中でも、宮崎駿監督の、となりのトトロが大好きです。年齢層関係なく楽しめるように思い、キャラクターも可愛いです。年齢に応じた感じ方を出来るのも楽しみの一つだと思います(39歳女性)」「大人でも楽しめるし、子どもの純粋さなどを思い出させてくれるから。となりのトトロは特に良い(43歳女性)」など、自分自身の成長とともに作品の捉え方の違いを楽しむ人も多いようです。
また、「子供の頃から親しみのあるアニメが多い。子供が産まれてからこそ一緒に観たいと思うようになった。好きすぎて子供の名前はジブリアニメから付けました(34歳女性)」「ジブリ作品は後世に残すべきものと思うので(49歳女性)」など、子どもたちに伝えたい、後世に残したい作品という声も多く寄せられました。
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※回答者のコメントは原文ママです
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