北朝鮮がミサイル発射 「防空識別圏」や「領空」とは何か

北朝鮮が24日午前5時半ごろ、東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)・新浦(シンポ)付近の海上から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を発射したと報じられている。ミサイルは東海を約500キロ飛行し、日本の防空識別圏を約80キロ入った海上に落下したといわれており、これまでの発射実験で最も長い飛行距離だったという。「防空識別圏」や「領空」などはどのような意味があるのだろうか。

防空識別圏とは

聯合ニュースによると、韓国軍合同参謀本部は24日、北朝鮮が同日午前5時半ごろ、東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)・新浦(シンポ)付近の海上から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を発射したと報じた。

 

ミサイルは東海を約500キロ飛行し、日本の防空識別圏を約80キロ入った海上に落下したといわれており、これまでの発射実験で最も長い飛行距離だったという。

 

「防空識別圏」や「領空」とは、どのような意味があり、違いがあるのだろうか。

 

防空識別圏とは 

防空識別圏は略称ADIZと呼ばれる。JALの「航空実用事典」によると、国の防空上の要求から設定されている空域のことで、航空機が外国の領空を飛行する場合、その国の許可を得なければならないという。知恵蔵などによると、許可なく入ってきた航空機には、領空に入らないよう航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して近づき、国籍の識別や飛行目的を確認したり警告したりするという。

 

1969年に防衛庁(当時)が訓令で定めており、おおむね領海(12海里)周辺と重なるという。

 

領空とは 

それでは領空はどのようなものなのか。

領空は、国家の領土・領海の上空空域を指し、国家が領域権を有している空間。領空の高度限界は大気圏内というのが通説という。

 

領海とは 

領空を理解するには「領海」の理解も必要になる。

海上保安庁によると、領海は基線(海岸の低潮線、湾口もしくは湾内等に引かれる直線)からその外側12海里(約22km)の線までの海域という。

 

接続水域とは

領海の外側24海里(約44km)までを接続水域と呼ぶ。これは、領土・領海の通関上、財政上、出入国管理上(密輸入や密入国)、衛生上(伝染病等)の法令違反防止や違反処罰のために必要な規制をとることが認められた水域。

  

排他的経済水域(EEZ)とは

排他的経済水域(EEZ)は、領海の外側に、領海の基線から200海里を超えない範囲内で設定が認められている。この水域では、沿岸国は、

  • EEZ(海底及びその下を含む)において、天然資源(生物・非生物を問わない。)の探査、開発、保存及び管理等のための主権的権利。
  • EEZにおいて、人工島や施設といった構築物の設置及び利用、海洋環境の保護及び保全、海洋の科学的調査等に関する管轄権

を有している。

 

これらは、国連海洋法条約などで定められている。


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