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第3位:『千と千尋の神隠し』
第3位は、『千と千尋の神隠し』。2001年の公開から2020年まで、19年間にわたって日本の歴代興行収入第1位を保持し続けた、日本を代表するアニメ作品です。
回答者からは、「現実ではありえない世界なのに、現実的な社会の厳しさを表現していたり、欲望をむき出しにするカオナシ、千尋の成長が見られてとても面白いからです(23歳女性)」「女の子の成長に心から納得できるストーリーと和風の雰囲気が好きだから(46歳女性)」「何回見ても違った見方で見ることが出来るから(29歳女性)」など、独特の世界観の中にも、現実社会と重なって共感できる場面が多いという声がありました。
さらに、「千尋の成長を見ることができ、感動したから。また『どんな世の中、どんな状況になっても千尋のようにあなたならやっていける』というようなメッセージを感じるから(19歳男性)」「人の底にある優しさであったり、頑張る姿を見た周りの人達が次第に千尋を認め、千尋自身も成長していく姿を見るのがとても好きな作品です(38歳男性)」など、千尋が異世界で奮闘する姿に励まされるという声も寄せられました。
第2位:『魔女の宅急便』
第2位は『魔女の宅急便』でした。角野栄子さん原作の児童文学作品『魔女の宅急便』を宮崎駿監督がアニメーション映画化。魔女と普通の人間の間に生まれた主人公のキキは、13歳の春を迎え、独り立ちすべく旅立ちます。
回答者からは、「女の子が親元を離れどんどん成長していく姿、周りの風景や雰囲気が私好みです。魔法が使えなくなるシーンでは自分と重なる部分があり心を打たれた作品だからです(21歳女性)」「キキが挫折を感じながらも頑張る様子に大人になっても元気づけられます。13才で独り立ちには驚きますがまだまだ未熟な自分に気づくので時々のペースで観ています(34歳女性)」「田舎から上京してきた自分と重なる部分が多く共感できることがたくさんあるからです(42歳女性)」など、キキの挫折や自立しようと奮闘する姿を自分と重ね合わせる人も多いようです。
また、「ストーリーもですが、風景や描写が最高にキレイ。幼少期、自宅にビデオがあり、何度も見ていて、いまでも大好きな作品です(40歳男性)」「ユーミンの軽快な音楽と無邪気な主人公の活躍がマッチした良い作品だからです(35歳女性)」「ユーミンのテーマソングにのせて、少し不器用なキキが冒険をしながら様々な人と関わることで成長していく姿が好きです(38歳女性)」など、空からの風景描写が美しく、荒井由実さん(松任谷由実の旧姓)の主題歌『ルージュの伝言』『やさしさに包まれたなら』が世界観にぴったりという声も多くありました。
第1位:『となりのトトロ』
第1位は、『となりのトトロ』でした。1960年代の日本を舞台に、豊かな自然の恵み、家族の愛情、子どものの感性や夢が詰まったファンタジーは、1988年の公開から30年以上たった今も幅広い世代からの人気を集めています。
回答者からは、「幼少期を思い出させてくれるから(28歳男性)」「子どもの頃にやりたかったこと、出会ってみたかった出来事を楽しそうに見せてくれるから(25歳女性)」「一番日常に近いお話で、夢があるから(38歳女性)」など、いつ見ても子どもの頃のワクワクした気持ちを思い出せるという声がありました。
また、「作品全体を通して田舎の古き良き日本が感じられるので。幼いころから何回も観ていますが心が温かくなる優しい作品だなと思います(31歳女性)」「トトロの世界観が好きで、何度も癒されてきたから(33歳男性)」「何度観ても癒される映画。観ると田舎の古民家での暮らしに憧れて、森の中でトトロに出会う場面はキュートで、ちょっぴり怖い雰囲気もあって独特なところも最高です(44歳女性)」など、トトロやネコバスなどの不思議な登場人物や田舎の風景に癒されるという声が多く集まりました。
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※回答者のコメントは原文ママです
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