東京都内での1人暮らし、憧れますよね。しかしいざ1人暮らしをしようと思うと不安に感じることの1つが生活費。現在の収入で可能なのか気になるという人も多いのではないでしょうか。
実際に東京都内で1人暮らしをしている人はどれくらいの生活費をかけているのか、All About編集部は実際に都内で1人暮らしをしている人を対象にアンケートを行い、リアルな声を集めてみました。
東京1人暮らし 家賃平均値は「7万6467円」
今回のアンケート回答者の間取りはワンルーム、1K、1DK、1LDKが存在し、1カ月の家賃幅は4~11万円、平均は「7万6467円」でした。
ワンルームでの最高額は「8万円(大田区・28歳・年収400万円)」。1Kでは、「8万1000円(渋谷区・42歳・年収300万円)」「8万2000円(品川区・29歳・年収350万円)」「9万4000円(品川区・28歳・年収600万円)」と、8~9万円台が多い結果に。
「ペット可の賃貸だと家賃が高くなりがち(足立区・家賃9万8000円)」という声もあり、条件の優先順位の内容によっては想定より高い家賃の家を選ばざるを得ないケースもあるようです。
府中市や八王子市など23区内ではないエリアの場合、家賃はワンルームで「4万円(八王子市・28歳・年収200万円)」、1Kで「4万5000円(府中市・45歳・年収240万円)」という回答も。
同じ都内でも郊外であれば、家賃をぐっと抑えられる傾向が見られます。通勤や通学に大きな支障がなければ、郊外の家を借りると1人暮らしの生活費は抑えやすくなるかもしれません。
1人暮らしの生活費――食費・水道・光熱費ほか
食費は1カ月平均「2万8466円」という結果になりました。「食費を極力削っている。電気代がどんどん値上がりしていくのがつらい(杉並区・食費1万8000円)」といった声もあり、食料品の値上がりの影響をできるだけ抑えたいという心理があるようです。
光熱費は、電気代が2500円~1万円、ガス代が1500円~2万円、水道代が1500円~1万2000円という結果に。自炊をしているか外食が多いか、活動の時間帯が日中か夜かなどライフスタイルによって食費や光熱費のかかり方が異なると言えそうです。
アンケート回答者の1カ月の生活費は、10万円前後から20万円台後半と個人差が大きいのが印象的です。「必要なものだけ買っているつもりなのに貯蓄できないのが不思議(板橋区・33歳)」「物価は上がるが賃金は上がらないので生活は苦しい(品川区・29歳)」「今の手取り金額で一人暮らしをするのはすこし苦しいので、給料かボーナスが上がればいいと思う(江戸川区・25歳)」など、最近の物価高で生活コストがじわじわと上がり、余裕がないと感じている声が多く見られました。
一口に東京都内で1人暮らしといっても、住むエリアやライフスタイルによって1カ月の生活費はかなり上下します。特に毎月必ずかかる家賃や光熱費などの固定費をどう抑えるかがやりくりのポイントとなりそうです。
ただし、物価が高くなっているとはいえ全ての支出を最低限レベルで抑えるとせっかくの1人暮らしがつらくなってしまいますよね。1人暮らしをする上で譲れないところと譲れるところをよく考えながら収支を計算して、1人暮らしを始める計画をじっくり立ててみてはいかがでしょうか。
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