無糖紅茶やフルーツティーなど、近年盛り上がりを見せている紅茶市場。現在は各社からさまざまな商品が発売されていますが、中でも無糖紅茶市場の先駆けとなったのが、"食事にも合うテーブルドリンク"として1989年に発売された大塚食品『シンビーノ(R)ジャワティストレート』です。
今回は「レッド」と「ホワイト」の2種類を飲み比べ! どんな料理に合うか試してみました!
アメリカの食事会で出されたアイスティーが開発のきっかけに
『シンビーノ(R)ジャワティストレート』の始まりは1988年、当時の大塚食品社長・大塚明彦さんが招かれた、アメリカのある研究所の竣工パーティーがきっかけでした。ティータイムではなく、食事のお供として出されたアイスティーは料理によく合ったそう。ここから「どんな食事にも合う、無糖のテーブルドリンク」をコンセプトに開発したそうなんです。
目指す味をもとにたどり着いたのが、インドネシア・ジャワ島産の茶葉。食事をじゃましない穏やかな香りや美しい水色(すいしょく)を生かすため、無糖はもちろん無香料・無着色で作られています。
「レッド」は完全発酵させた茶葉のうち、華やかな香りの「フルリーフ」と、しっかりした味わいの「ブロークン」という2種類の茶葉を合わせているのが特徴。2011年からは、茶葉と部位、発酵度合いを変えた「ホワイト」もラインナップに加わっています。
ジャワティの「赤」と「白」の味はどう違う? 実際に飲み比べてみた
まずは深い色合いの「レッド」から飲んでみました。紅茶特有のほのかな甘みと、適度な渋み。一定の飲み応えを感じつつ、アールグレイティーやウーロン茶とは異なり、香りや渋みの主張は控えめ。これが「食事に合う」要素なのかもしれません。
続いては、筆者が初めて飲む「ホワイト」。黄金色の水色がとてもきれいですね! 茶葉の先端にある柔らかな「芯芽」と、そのすぐ下の部分である「一葉」のみを早朝に手摘みし、微発酵させて作られているそう。
口当たりがとてもまろやかで、すっきりとした飲み心地。水のようにさらりと飲めるけれど、後味はお茶のふくよかなうまみがしっかり感じられます。
ちなみに、ジャワティは「レッド」「ホワイト」ともに、ワイン100mL(1杯分)に相当するポリフェノール量が含まれています。お茶の渋みの元となるポリフェノールを適度に残すことで、口の中をさっぱりとさせる=「食事に合う」を実現しているそうなんです。
実際に飲んでみて、「レッド」は濃い料理に、「ホワイト」はあっさりした料理との相性が良さそうだと感じました。
こってり系? さっぱり系? 2種類のジャワティを料理と合わせてみた
ここからは、ジャワティの「レッド」「ホワイト」それぞれに合う料理を作ってみました。まずは「レッド」から。ほのかな甘みと適度な渋みがあるので、脂っこい料理に合いそう。ということで今回は韓国料理のヤンニョムチキンと、付け合わせにナムルを用意してみました!
食事と合わせて飲んでみると、ジャワティの適度な渋みが威力を発揮。ニンニクやコチュジャン、ケチャップで味付けされたヤンニョムチキンのこってり感をさらりと流し、口の中をリセットしてくれます。ほかにもカレーやハンバーグ、ピザといった濃い味の料理にも合いそうです。
では、まろやかな味わいの「ホワイト」ではどうでしょうか? あっさり淡泊な料理の代表格として、刺身を用意してみました。付け合わせにそろえたのは、根菜の煮物と小松菜のおひたしです。
控えめの味付けや、素材の良さを生かした味わいと「ホワイト」は好相性! 普段なら和食は緑茶と合わせますが、緑茶ほど渋みを感じないので、すいすいと意識せず飲めるのが印象的でした。
なるほど、まさに「食事をじゃましない」テーブルドリンク。ほかにもサラダやスイーツとの組み合わせも良さそうです。
2種類飲み比べをしてみて、思った以上に色々な料理に合いそうだと感じた『シンビーノ(R)ジャワティストレート』。迷ったときはワインのように、肉料理には「レッド」、魚料理には「ホワイト」を組み合わせてみるのが良いかもしれません。
ちなみに「ホワイト」は「レッド」の誕生から約20年を経て発売されたこともあり、スーパーのドリンク売り場では見かけることがまだまだ少ない商品。気になる人は大塚食品の公式通販ほか、Amazonや楽天市場でも購入できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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