【獣医師に聞いた】老猫の体が弱ってきたとき、猫と飼い主が安心して過ごすコツ

一緒に暮らす猫が高齢になり、体が弱ってきたら何をしてあげるのがよいのか、アレコレ悩むものです。今回は、老猫(高齢猫)のケアのスペシャリストである獣医師の北野先生に、老猫とその飼い主が安心して過ごすためのコツをお伺いしました。

老猫には飼い主の「笑顔」が薬になる

クリニックの看板猫こうしくん

――後悔しないのが基準というのは、どういうことでしょうか?
 

北野院長:実際、愛猫が亡くなった後のお話になりますが、「ペットロス」になってしまう飼い主さんは「後悔」を口にされることが多いように感じるからです。
 

愛猫との最後の日々が後悔を残すものではなく、「やれることはやった」と思えるものの方が良いのではないでしょうか。
 

――そうですね。実際、私も老猫をみとった経験があります。少しでも良くなればという願いから、サプリメントを購入したり、自然治療を取り入れたりなど、アレコレしていました。「後悔したくない」と考えていたかもしれません。ただ、先ほど伺った「死を自然なものとして受け入れる猫」に対して、飼い主の思いで、いろんなことをしたいと思いうのは、猫にとってみればかえって負担になることはないのでしょうか?
 

北野院長:いろんな治療があり、飼い主さんが感じている思いもいろいろだと思います。私の今までの経験の中で感じることは、飼い猫、犬どちらも、飼い主さんのことが大好きということです。
 

そのため、飼い主さんが、アレ・コレ、一生懸命世話してくれるのはうれしいし、そんな折に見せる飼い主さんの優しい「笑顔」は、飼い猫を元気づける薬にもなると思いますね。
 

そうは言っても、体が弱っている老猫にとっては、ストレスになることもあります。その点を理解し、気を付けてあげるとよいと思います。
 

>次ページ:老猫にストレスは禁物
 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    「倍速視聴とスキップ」「ながら見」をしてしまう理由は? 新卒社員の本音に、映画オタクが“ガチ回答”

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    羽田空港行きの1番列車が発車! 外観も車内も“台湾づくし”の京急「ビビビビ!台湾号」運行開始

  • 世界を知れば日本が見える

    「iPhoneに盗聴されている気がする」会話内容が広告表示されるのは“錯覚”か。デジタル広告の正体とは

  • どうする学校?どうなの保護者?

    「健診で服脱がされ…」保護者の投稿に、「タダ働き同然なのに」と医師ら反発 背景にPTAにもある理不尽