リクルートの住まい領域の調査研究機関、SUUMOリサーチセンターは10月4日、「2022年 住み続けたい街(駅)ランキング」を発表しました。人気投票形式の「住みたい街」ランキングではなく、約34万人の住民が実際に住んでいる街を評価した実感型の指標をランキング化したものが「住み続けたい街(駅)」ランキングです。
今回は、その中から住み続けたい「自治体」ランキングを発表します。
第3位:三浦郡葉山町(神奈川県)
第3位は、神奈川県の「三浦郡葉山町」。三浦半島の西北部に位置し、逗子市と横須賀市に接する葉山町では、「日本の渚・百選」に選ばれたこともある美しい海岸線の「葉山海岸」をはじめ、豊かな自然を感じることができます。町内には鉄道網がなく、京急逗子線の逗子・葉山駅もしくはJR横須賀線・湘南新宿ラインの逗子駅からバスを利用するなど、決して交通の利便性は高くないエリアですが、近年子育て世帯の転入は増加傾向。ほかにも、同調査では逗子市(7位)など、湘南エリアが上位にランクインを果たしました。
第2位:目黒区(東京都)
第2位は、東京都の「目黒区」。「住みたい街」として常に高い人気を誇る目黒区ですが、令和2〜3年において待機児童ゼロの保育園の充実、ファミリー世帯家賃助成、学童保育の役目を含む「ワンストップ型スクール」の充実など、子育て世代からの人気も上昇中です。目黒区の公式ホームページにも「住みたいまち、住み続けたいまち目黒」の言葉が掲げられており、今後も“住み続けたい”自治体としての取り組みに期待が持てそうです。
第1位:武蔵野市(東京都)
第1位は、東京都の「武蔵野市」でした。「住みたい街」ランキングでも常連の「武蔵野市」は、サンロードとダイヤ街+「東急裏」の徒歩圏内で、買い物から娯楽、学びまで、必要なものがそろう利便性の高さが魅力のワンストップ・コンパクトシティ。おしゃれな店だけでなく、入りやすい庶民的な個人店もそろい、「吉祥寺音楽祭」や「アニメワンダーランド」など、地域独特のイベントが住民の“街の一員”という感覚を育む要素の1つといえそうです。
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