新横浜ラーメン博物館(ラー博)は2024年に迎える30周年に向けて、7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店します。
9月23日~10月13日の第5弾は、静岡・伊豆「あまからや」です(画像はすべて提供)。
「ラーメン登竜門」の優勝店「あまからや」とは
同プロジェクト第5弾となる静岡・伊豆「あまからや」は、ラー博5周年イベントとして開催されたコンテスト「ラーメン登竜門」の優勝店として、1999年6月3日~8月29日の間に出店。
「ラーメン登竜門」は「今までの既成概念にとらわれない新しい発想発掘の場」「これからラーメンに人生をかけようと考える方への夢の場の提供」というコンセプトのもと、全国から新しいラーメンを作る方を募集し、優勝するとラー博に3ヵ月間出店できるというもの。総数344人の中から厳しい審査を勝ち抜き、「あまからや」の店主・海老名東人さんが優勝しました。
海老名さんは伊豆市で100年以上続く、わさび農家の5代目。「ラーメン登竜門」に出場した際は、沼津でカレー専門店「あまからや」を営んでいました。「スパイスを使ったラーメンで勝負したら面白いのでは」と思い立ち応募。優勝後、沼津のカレー店は「カレーとラーメンのお店」として生まれ変わりました。
2002年には横浜市青葉区あざみ野にも店舗を構えましたが、2005年に閉店してしまいます。その後は実家のわさび農家を受け継いだ海老名さん。2015年に実家の古民家を使い、あまからやを再オープン。自然豊かな里山の中で週末のみ、1日4時間営業しています。
醤油ラーメンなのにカレー風味!? 「スパイス醤油ラーメン」
看板メニューの「スパイス醤油ラーメン」は、ラーメン登竜門で優勝を獲得したメニューです。決め手となる「スパイス」は、独自にブレンドした10種類のスパイスをダシと醤油に加えたもの。スープは鶏ガラをベースとし、昆布、魚介類の旨味をていねいに抽出し、ミックスしています。
麺は国産小麦「夢ちから」100%のもちもちとしてコシのある麺を使用。具材は肩ロースのチャーシュー、玉ねぎのマリネ、生玉ねぎ、メンマ、煮玉子、水菜と具だくさんです。
「あの銘店をもう一度」第6弾は岡山・笠岡「中華そば坂本」が出店予定です。
「あの銘店をもう一度」情報
期間:2022年7月1日~約2年間(各店舗約3週間)
場所:新横浜ラーメン博物館
期間中出店数:約40店舗(現店舗除く)
第4弾:福井「中華そば 一力」9月2日~9月22日
第5弾:静岡・伊豆「あまからや」9月23日~10月13日
第6弾:岡山・笠岡「中華そば坂本」10月14日~11月3日
URL:https://www.raumen.co.jp/
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