日清食品の「カップヌードル」といえば、インスタントカップ麺の先駆けであり、海外でも多くの国で発売されている日本が誇るインスタントラーメンです。
そんなカップヌードルから、2021年4月に発売されたのが「カップヌードルPRO 高たんぱく&低糖質」(以下、カップヌードルPRO)。発売直後から「おいしい」とSNSや口コミサイトで話題になり、一時期なかなか買えないほどの人気ぶりでした。その後、供給も増えたのか、大手スーパーや地元のスーパーでも見かけるようになりました。
カップヌードルPROは口コミ通りにおいしいのか。従来のカップヌードルと食べ比べてみました。
カップヌードルPROの特徴は?
現在発売されているカップヌードルPROは、スタンダードなカップヌードル、チリトマト、シーフードの3種類が展開されています。
カップヌードルPROの特徴は、なんと言っても「高たんぱく&低糖質」なところです。
3種類ともそれぞれタンパク質15g、糖質50%オフ(従来のカップヌードルと比較)、食物繊維1日分入りとなっています。
カップヌードルプロとカップヌードルを食べ比べてみた
まずはスタンダードなしょうゆベースのカップヌードルPROとカップヌードルから食べ比べてみました。
栄養成分表示を見ると、カロリーはカップヌードルプロが274kcal、カップヌードルが351kcal。糖質は従来のカップヌードルの表示がまとめて炭水化物となっているので、炭水化物で比較をすると、カップヌードルプロが35.4g、カップヌードルが44.5gと約10gの差があります。食塩相当量(塩分)はカップヌードルプロが4.8g、カップヌードルが4.9gで、大きな違いはありません。
ふたを開けた際の見た目は差がありません。香りも違いが感じられませんでした。
お湯を入れて3分で完成。
まずはスープから。カップヌードルPROのスープは、見た目の違いが感じられません。
カップヌードルのスープを飲んでみても、やはり同じように感じます。2つのスープを何度か交互に口にしましたが、やはり同じ味に感じます。
続いて麺です。「糖質半分」をうたっているカップヌードルPROの麺なので、パサついたり重たかったりするかと思いきや、ひと口目ではいつものカップヌードルの麺と差が分かりませんでした。
写真を撮りながらだったからか、カップヌードルPROとカップヌードルの麺を取り出してみても、大きな違いを感じません。
ところが5分ほど経過したところで、わずかに違いを感じました。カップヌードルPROの方が、少し柔らかくなっているような気がしたのです。
スープに入れたままの状態の麺を何度か食べ比べましたが、ややカップヌードルPROの方が柔らかく、カップヌードルの麺の方がしっかりしている印象です。ただし本当にわずかの差で、単品で食べていたら気付かないレベルです。
そして、カップヌードルPROの特徴でもあるハイプロテイン謎肉。カップヌードルに入っている謎肉よりも、カップヌードルPROは「ハイプロテイン謎肉」として、タンパク質が豊富に含まれていると、容器の裏側には書かれています。
左がカップヌードルプロのハイプロテイン謎肉、右が従来のカップヌードルの謎肉です。見た目はほぼ一緒。味も単品で食べると分からないレベルですが、交互に食べてみると、カップヌードルプロのハイプロテイン謎肉の方が、肉の味が濃く感じました。