横浜中華街にあるローズホテル横浜では、8月16日から1階ロビーで「中秋大月餅」の展示がスタート。直径約1メートルもある巨大な月餅で、今年は中秋節翌日の9月11日まで展示されます。この時期の風物詩ということで、見学してきました(画像は筆者撮影、一部提供)。
中国の行事「中秋節」について
中国の行事である中秋節(2022年は9月10日)は、日本のお月見・十五夜にあたり、中国では豊作のお祝いの日とされています。国民の祭日になるほどで、春節(旧正月)の次に大きな行事となっています。この時期は嫁いだ娘も実家に帰って一家団らんを楽しむことから「団円節」とも呼ばれています。
今でこそ1年中販売されている「月餅(げっぺい)」ですが、もともとは中秋節の時期だけのものだったそう。横浜中華街ではこの時期だけ、あんの中に満月に見立てた塩漬け卵の黄身=鹹蛋(タンファン)が入った「中秋月餅」が発売されます。
横浜中華街で巨大月餅の展示を始めた理由
2022年で29回目となるローズホテル横浜の巨大月餅の展示。「中秋節に月餅を家族で切り分けて食べる」という中国の風習が日本でも広まって欲しい、との思いからスタートしました。
大きさは、直径約1メートル、重さは約60キロ。約300人分に相当します。同ホテルグループの四川料理店「重慶飯店」の工場で職人さんが丸1日かけて製造したそう。
1階ロビーに展示されており、見学や記念撮影もOK。例年は新たに作った巨大月餅を中秋節の日に切り分けて無料で配布していますが、新型コロナウイルスの感染状況をふまえ2020年、2021年同様、2022年も展示のみとなっています。9月11日(中秋節の翌日)まで。
大月餅の展示と合わせて「中秋大月餅クイズ」も実施されていますので、ボードのQRコードを読み込んで参加してみては。同フロアにある重慶飯店 新館売店では、大小さまざまな月餅をはじめ中華菓子や点心なども販売していますので、こちらものぞいてみてください。
・URL:ローズホテル横浜
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