8月7日、日頃からジオラマづくりをしているというジュニアさんは、自身のTwitterを更新。「夏なので漁港とかで見つけるとテンション上がるあの階段をつくりました」と、自身が作成した作品の画像を1枚投稿しました。
作品を見てまず驚かされるのは、そのリアリティーさ! 手のひらに乗るようなサイズ感にもかかわらず、階段や海をはじめ、小さなマンホールや海で泳ぐ魚たちも忠実に再現されています。また、陸には海をのぞいている1匹の“ネコチャン”もいて、どこかほっこりした気分にさせてくれます。
リアルで立体的なこの作品には、「いいね」が14万件以上集まり、「凄く好き過ぎる」「わかる、テンションあがるよねぇこれ」「海が美味しそうなゼリーに見えてしまった」「これはめっちゃテンション上がる~」など、多くのコメントが寄せられています(8月10日時点)。
一体、この作品はどのように作られたのでしょうか?
All About編集部ではジュニアさんを取材し、創作の裏側に迫りました。
「趣味全開」で作成した力作が多くの読者の心に刺さる!
――この作品はどのようなきっかけ・発想をもとに制作されたのでしょうか?ジュニアさん:コロナ禍以前は毎年夏は山口県に帰省するのが恒例だったものの、今年も感染状況により帰るのは厳しく、気分だけでもあの真夏の昼下りの漁港ののんびりとした雰囲気を味わいたくて制作しました。
――ちなみに、この作品はどんな素材でできているのでしょうか? リアルな海とネコチャンが素敵だなと思いました。
ジュニアさん:恐れ入ります(笑)。素材といたしましては、陸の部分は今回は自作の3Dプリント品に凹凸をつけて着色、海の部分はクリアレジンを流し込んで硬化させております。ネコチャンも自作ですね。
――制作する上で、苦労された点・こだわったポイント・失敗したエピソードなどがあればお教えください。
ジュニアさん:これは海の部分で使用したクリアレジン特有の悩みなのですが流し込んでから硬化まで24時間ほどかかるため、その間気泡や不純物が入らないように最大限注意する必要がありました。またネコチャンや海中を泳いでいる魚の群れなど作品を見る人の視線の流れを意識して小物の配置にはこだわりました。
――これまでの反響のご感想をお聞かせください。
ジュニアさん:最近はあまり趣味の模型が作れておらず、リハビリがてら制作したところ大きな反響をいただいて驚いています、自分と同じように帰省を断念した方もいると思うので少しでも夏を感じていただけたら幸いです。
――普段の活動など、読者の方に伝えたいことがありましたらお聞かせください。
ジュニアさん:基本的に普段より趣味全開の自己満足で作品を製作しておりますが、そんな自分の作品でも共感してくださる方がいることにとても感謝しております。これからも自分のために作りつつ、同時に誰かに“刺さる”作品が作れたら嬉しいですね。
ジュニアさんにはこれからも楽しんで作品づくりをしてもらい、また我々に素晴らしい作品を見せてもらいたいですね。
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