スーパーなどで購入してきた魚を冷凍しようと思った場合、どのように保存するのが正しいのでしょうか? ラップで包んでフリーザーバッグに入れる、タッパーに入れる、もしくは買ってきたパックのまま、などなど。迷いますよね。
今回はAll About編集部が全国500人を対象に実施した「魚の冷凍保存」に関する調査結果と合わせて、All Aboutの管理栄養士/実践栄養ガイドで、実践に即した栄養情報を発信している平井千里さん聞いた「間違った/正しい魚の冷凍保存方法」を紹介します!
500人に調査! 魚はどのように冷凍保存している?
8月4~5日、インターネット上で全国500人に「魚の冷凍方法」について聞いたところ、最も多かったのは「ラップ+フリーザーバッグ」(27.6%)。次いで「パックトレイのまま」(25.8%)、「ラップ」(13.4%)、「フリーザーバッグ」(8%)と続きました。
少数派の意見として、「その他」で「半透明のポリ袋」や「アルミホイル」「キッチンペーパーに包んだあとラップして」冷凍保存している人もいました。
この中で正しい/間違っている魚の冷凍方法はどれでしょうか? All Aboutの管理栄養士/実践栄養ガイドの平井千里さんに伺いました。
魚は「1切れずつ」真空に近い状態で冷凍するのがおすすめ
平井さん:魚は空気に触れることで傷みやすくなりますので、買ってきたパックのままではなく、「ラップ」でしっかり包んだり「フリーザーバック」や「半透明のポリ袋」に入れて真空に近い状態でしばって保存すれば大丈夫です。
ただし「切り身」に関しては、1回分ずつではなく、1切れずつラップやフリーザーバックに入れるほうが傷みにくいです。
あまりにドリップ(魚から出る液体)が出ている場合は、軽くふき取ることは構いませんが、さほどしっかりドリップをとる必要はありません。
回答の中にあった「キッチンペーパーに包んだあとラップ」はおすすめしません。冷凍中に魚のうま味がキッチンペーパーに移ってしまいますし、若干の水分が残ったままラップに包んでおくほうが、おいしい状態を保持しやすいです。
魚は比較的長期保存が可能ですが、冷凍庫に入れたことを忘れないうちにおいしく召し上がってください。
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