ふるさと納税総合研究所は、令和3年度ふるさと納税寄付額の自治体別寄付額単価を調査・分析し「ふるさと納税分析レポート」として公開しました。各自治体を寄附金額別に分けたのち、「寄付額単価」でランキングにまとめたものです。
本記事では、寄附金額30億円以上、10億円以上30億円未満、10億円以下のランキングを中心に紹介します。
寄付単価は1〜2万円と手頃な金額が多くを占める
寄附金額30億円以上を見ると、寄付額単価が最も多かったのは「愛知県幸田町」(単価11万3763円)。次いで「京都府京都市」(同5万5969円)、「兵庫県加西市」(同4万1111円)でした。
愛知県幸田町のふるさと納税返礼品を見ると、お肉や地元の特産品に加え、エアウィーヴの布団(36万5000)やデジタルスチルカメラ(142万6000円)、自律型ロボット「aibo」(113万円)などが並んでいます。
1位の愛知県幸田町を除き、全体的に寄付単価は1〜2万円台が中心です。受入額が最も高かったのは宮崎県都城市の146億1619万1000円となっています。
単価5〜15万円が多くなるぶん受入総額は低い
寄付額10〜30億円未満では、1位「長野県軽井沢町」(単価43万5953円)、2位「神奈川県箱根町」(同16万7916円)、3位「福岡県大川市」(同14万7002円)となっています。1位の軽井沢町は、自治体ブランドランキングでも上位に入る地域で、返礼品のない高額な寄付が多いようです。5位以下から単価10万円を切っているものの、20位の秋田県北秋田市でも約4万円と決して安くありません。