7月24日放送の『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で、横浜・元町に本店を構えるパン店「ポンパドウル」が登場。ぼる塾の田辺さんとともに「夏に食べたい辛いあんぱん」の開発に取り組みました。7月25日から発売開始となった新商品を食べてみました(画像はすべて筆者撮影)。
「夏に食べたい辛いあんぱん」ができるまで
以前、番組で老舗洋菓子店の新商品開発に取り組んだ、ぼる塾の田辺さん。「映えなんて関係ないよ!」「味なんだよ味!」という田辺さんの発言にポンパドウルの広報担当者が心を打たれ、今回、新商品の開発を依頼しました。
パンを食べるのは好きだけれど、作ったことがない田辺さん。軽々しく引き受けてよいのだろうかと、はじめはお断りしようと思っていたそう。しかし、ポンパドウルの創業当初から変わらない「その日に並ぶパンをその日に焼き上げる」パンを食べ、引き受ける決心をしました。
ポンパドウルが田辺さんに求めたことは「斬新なアイデアで夏に食べたくなるパン」。
60代のリーダーを中心に男性5名で新商品を開発しているというポンパドウル。新たな風を吹かせたいと、若手職人の瀬川さんが田辺さんのサポート役として立候補し、1ヵ月半ほどの短い期間で「夏に食べたい辛いあんぱん」の開発に取り組みました。
ゴールを見失い、初めての役員試食会では散々な結果に。「スパイスを使わなくてもいいかも……」と弱音を吐く田辺さん。しかし、瀬川さんが「スパイスを使うという、田辺さんの強い思いが込められたコンセプトは変えたくない」と、100種類以上の試作品を用意し「クルミの入った湯種生地」「白あん」「スパイス5種」「パイナップル」を使ったパンが完成しました。
最終の役員試食会では「もう1個ないのかな」と大絶賛。晴れて新商品として発売できることとなりました。
「5種のスパイスとパインの白あんぱん」食べてみた!
完成した新商品は「5種のスパイスとパインの白あんぱん」(税込294円)。7月25日から8月31日まで全国のポンパドウルで発売されます(販売状況によっては早期終了の場合あり)。
番組では、指原莉乃さんが「香りがすごい。めっちゃおいしい。田辺さんが(番組内で)開発した商品で一番かも」と感想を述べていたので、期待に胸がふくらみます。
パイナップルの上にトッピングしてあるのは、ピンクペッパー丸ごと1粒と刻んだピスタチオ。クルミ入りの湯種生地にはカルダモンが、白あんにはジンジャー、ミント、オールスパイスが入っています。
パンを口に近づけると、スパイスの香りが。ひと口食べると、まずはカリカリのクルミの食感が際立ちます。続いて、ジューシーなパイナップルの酸味が。最後に白あんのすっきりとした甘さが押し寄せ、スパイスの余韻がいつまでも口の中に残ります。
いろいろな素材が使われているのに邪魔することなく、次々とバトンを渡していくように味わいが移り変わっていきます。
辛いというよりもスパイシーなあんぱん。これまでにはなかった、夏に食べたい爽やかなあんぱんです。見かけたらお試しあれ。
・URL:ポンパドウル
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