年賀状や暑中見舞いなどで使うはがきですが、書き損じてしまってそのまま、なんてことはありませんか? また、家に使わない切手がたくさんあり、どうにかしたいと思っている人もいるかもしれません。これらは郵便局の窓口に持っていくと、手数料はかかりますが、他のものに交換してもらえますよ。
「失敗したはがき」や「使わない切手」は何に交換できる?
書き損じはがきや使わない切手は、郵便局の窓口で普通切手やくじ引き番号付き郵便はがきなどと交換してもらえます。
■普通切手と交換できるもの
使わない普通切手は、普通切手(好きな絵柄の切手など)、その他の郵便はがき、郵便書簡、特定封筒(レターパック封筒やスマートレター封筒)と交換ができます。
その他の郵便はがきには、郵便局で通常買えるはがきの他に、絵入りはがき、エコーはがき(広告付きはがき)も含まれます。
■特殊切手と交換できるもの
特殊切手とは、行事や出来事を記念して発行される切手です。グリーティング(シール式)切手、年賀切手、寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手、ふるさと切手、フレーム切手を含みます。特殊切手は、普通切手、その他の郵便はがき、郵便書簡、特定封筒(レターパック封筒やスマートレター封筒)に交換できます。
■くじ引き番号付き郵便はがきと交換できるもの
年賀はがきやかもめ〜るなど、くじ引きがついているはがきは、その年に発行されて販売期間中であれば普通切手、くじ引番号付郵便はがき、その他の郵便はがき、郵便書簡、特定封筒(レターパック封筒やスマートレター封筒)に交換できます。
販売期間後は、普通切手、その他の郵便はがき、郵便書簡、特定封筒(レターパック封筒やスマートレター封筒)に交換できます。
■特定封筒と交換できるもの
レターパックの封筒やスマートレターの封筒も交換ができます。普通切手、その他の郵便はがき、郵便書簡、特定封筒(レターパック封筒やスマートレター封筒)です。
気になる手数料は? 2023年から値上げに!
失敗してしまったはがきや使わない切手を交換する場合には、以下の手数料がかかります。
郵便切手や通常はがき:1枚につき5円
往復はがき・郵便書簡:1枚につき10円
特定封筒:1枚につき42円
10円未満の郵便切手や郵便はがき:合計額の半額
ただし2023年4月1日からは、以下の料金に値上げとなります(1枚当たりの交換請求枚数が100枚以上の場合)。
郵便切手や通常はがき:1枚につき10円
往復はがき・郵便書簡:1枚につき20円
特定封筒:1枚につき60円
10円未満の郵便切手や郵便はがき:1枚につき10円
参考:日本郵政グループ「郵便切手類の交換手数料の一部改定など」
郵便切手の種類が違う場合でも、合算した枚数になります。また、近親者に不幸があり利用できなくなったお年玉付き年賀はがき、寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手は、通常切手類に無料で交換できます。
書き損じのはがきや使わない切手は、メルカリで売れないの?
郵便局に行き手数料払って交換するよりは、メルカリに出品した方が良いのでは?と思う人もいることでしょう。でも、残念ながらメルカリには未使用の切手を出品することができません。はがきに関しては「禁止されている出品物」に書かれていないのですが、「その他、金銭と同じ意味を持つもの」と認識される可能性もあります。そのため、出品しない方が無難と言えます。
なお、これらの商品はヤフオク!なら出品が可能です。アンティーク、コレクションのカテゴリに、切手、はがきがあります。どちらかというと、コレクションの意味合いが強くなるので、出品物の多くは記念切手や昔のはがきですが、中にはそれほど古くはない新品のものも見受けられます。ただ、今でも買える切手やはがきなので、落札価格は額面よりも安くなってしまうのは否めません。
書き損じたはがきや使わない切手は、そのまま保管していてもお金になりません。それよりは郵便局で交換するか、商品の状態によってはヤフオク!に出品した方が良いかもしれませんね。
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・書き損じはがき・切手の交換(日本郵便)