フリーウェイジャパンは6月13日、中小零細企業の従業員279人と代表取締役114人を対象とした「2022年度 夏のボーナス実態調査」の結果を発表。43%が「支給予定または支給済み」と回答し、2021年調査と比べ24.5ポイント上昇していました。
支給額で最も多かった金額帯や、使い道などについても見ていきましょう。
夏ボーナス、43%が「支給予定あり/支給済み」と回答
経営者に対し夏季ボーナス支給予定について聞いたところ、「支給予定あり/支給済み」が43.0%、「支給予定なし」が29.8%、「ボーナス制度が無い」が26.3%という結果に。2021年度の下期と2022年度の上期を通じての業績について聞いたところ、最も多かった回答は「昨年度の下期から今年度の上期を通して、業績が上がった」の21.9%で、2021年度から9.6ポイント上昇しています。
次いで「昨年度の下期から今年度の上期を通して、業績が下がった」が19.3%、「昨年度の下期では業績が上がったが、今年度の上期は業績が下がった」が13.2%でした。その他「変化なし」も35.1%が回答しており、今後どのように変化するのか注目したいところです。
夏ボーナス「支給される」「支給されない」は半々
「夏のボーナスは支給されましたか?または支給予定はありますか?」の回答を見ると、「支給された」(1.4%)、「まだ支給されてないが、支給される予定で支給額も把握している」(24.7%)、「支給される予定だが、支給される金額は分からない」(21.1%)となり、「支給された(または支給される)」と答えた人は全体で47.2%でした。
一方、「支給されなかった/支給される予定はない」と答えた人も49.1%で、半々となっています。
支給額のボリューム帯は「10〜30万円未満」
「支給された(または支給される)」人に支給額を聞いたところ、最も多かったのは「20〜30万円未満」(23.3%)、次いで「10〜20万円未満」(21.9%)、3位は同率で「30〜40万円未満」と「50〜60万円未満」(13.7%)でした。
以上のことから、2022年の夏季ボーナスのボリューム帯は「10〜30万円未満」(合計45.2%)となっています。
約半数は「貯金・貯蓄」をする
具体的なボーナスの使い道について聞いたところ、1位「貯金・貯蓄」(52.1%)、2位「生活費」(13.7%)、3位「借金・ローンなどの返済」(9.6%)でした。他には、「教育費」が4位(6.8%)、「投資・資産運用」が6位(2.7%)に入っています。
2021年からの変化を見ると、「貯金・貯蓄」が11.7ポイント増、「投資・資産運用」が7.9ポイント減、「趣味・娯楽」も5.8ポイント減っており、貯蓄に回す傾向が強まっていることが本調査から明らかとなっています。
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