LINEリサーチは5月26日、全国の高校生を対象に実施した「学校制服選択制」についてのアンケート調査結果を公表。同調査は、日本全国の高校1〜3年生の男女1000人を対象に、2022年4月15〜17日の期間で実施しました。
 

「学校制服の選択制」すでに「実施している」が半数以上

「制服の選択制」を実施している? 出典:LINEリサーチ
女子高校生なら、スカートだけでなくスラックス(パンツ)も選べるなど、性別に関係なく制服のタイプを自由に選べる「制服の選択制」。今回の調査では、57%と半数以上の高校生が「実施している」と回答し、「実施していないが、今後する予定」と合わせて60%を占めました。
 

「制服選択制」について、どう思う? 実際に実施してみた感想も

「学校制服の選択制」について、どう思う? 出典:LINEリサーチ
制服のある学校に通う高校生に、「制服選択制」について聞いたところ、男女合わせて8割以上の人が「いいと思う」と回答しました。

回答者からは、「うちの学校は女の子でもズボンを選択している子が多いから(高1女子)」「ジェンダーレス関係なく、冬は寒いからズボンをはくという女の子もいて、気にしている人でも気軽にズボンをはいていけるから(高1女子)」「女子でもスラックスを選ぶことで防寒対策ができるし電車も乗りやすくなったから(高2女子)」など、すでに、実施したうえでのコメントが寄せられました。

ほかにも、「“男らしさ、女らしさ”というものに縛られなくて自由でいいから(高1男子)」「性の区別などによってつらい思いをする人が減るのであれば、実施する意味はあると思う(高2男子)」など、ジェンダーレスの観点から実施に賛成する声も集まりました。
 

「みんなに合わせて迷ってしまうかも」……消極的な声も

一方、全体で10%を占めた「どちらともいえない」と回答した人からは、「好きなのが着られるのはいいと思うけど、みんなに合わせて迷ってしまうかもしれない(高3女子)」「うちの学校は選択式だが、女子でほとんどスラックスの人なんていない。みんなスカートだから、自分だけがスラックスという状況はかなり気まずく、結局周りと合わせるためにスカートにするから(高1女子)」など、選択ができても、結局周りの状況を見て決めてしまうとのコメントも。

そのような観点から、「個人の自由は尊重されるが、面倒くささを感じる人もいると思う(高3男子)」などのコメントもありました。
 

約7割の高校生が、ふだんの生活の中で「多様性」を考えている!

普段の生活の中で「多様性」について考えることはある? 出典:LINEリサーチ
年齢、性別、性的指向、国籍、文化、障がいの有無といったさまざまな違いを認め合い、尊重し合うことを指す「多様性」。最近よく耳にするようになった言葉ですが、普段の生活の中で「多様性」について「考えることがある」と回答した高校生は、全体の約7割を占めました。
 

高校生の「多様性」を考えるきっかけ、1位は「SNS」

高校生が「多様性」について考えるきっかけとなっているものは? 出典:LINEリサーチ
高校生が、普段の生活の中で「多様性」を考えるきっかけとなっているもの、全体のTOPは「SNS(Twitter、Instagram、TikTokなど)」。2位は僅差で、「テレビ(番組や特集、ニュースなど)」、3位が「YouTube」。「学校の授業や先生」もTOP5にランクインしました。


※回答者のコメントは原文ママです


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