『パンドラの果実』第6話心霊現象を科学で解明！リアル幽霊に悲鳴「そこに“いる”描写秀逸すぎ」「鳥肌ゾワっ」

5月28日に放送されたドラマ『パンドラの果実』（日本テレビ系）第6話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります（画像出典：『パンドラの果実』公式サイト）。

2022.05.29

科学の進歩は光か闇か。毎週、考えさせられるテーマが興味深いドラマ『パンドラの果実』（日本テレビ系）。5月28日に放送された第6話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。

第6話のおさらい

長谷部（ユースケ・サンタマリア）は寝ている間に、長髪の女性が上に乗ってきて身動きが取れなくなるという体験をし、幽霊を見たと怯えます。小比類巻（ディーン・フジオカ）と最上博士（岸井ゆきの）は、それは金縛りだと一蹴。死んだ人間を目撃するのはすべて脳の幻覚で説明できると最上。一方、小比類巻は、街中で見かけた亡き妻・亜美（本仮屋ユイカ）そっくりの女性を思い出します。

そんな中、科学犯罪対策室は島崎（板尾創路）の命令でテレビ出演することに。世の中で起きている不可解な現象を科学的に読み解く番組で、科学の専門家として心霊現象の謎を解明するというもの。番組で取り上げるのは、山名ホテルという温泉旅館に現れる“土竜の間の幸子さん”。最上は売り言葉に買い言葉で、心霊研究家・諏訪（ダイアモンド☆ユカイ）と対決し、もしも幽霊がいないと証明できなかったら科学犯罪対策室を解散すると宣言してしまいます。

最上の暴走に困惑する小比類巻は、幽霊は本当に存在するのか、科学の力ではっきりさせたいと考えていました。そして番組収録の初日、小比類巻たちは廃墟と化したホテルで心霊現象を観測することに。長谷部が被験者となって土竜の間でしばらく過ごし、小比類巻と最上、諏訪はモニタリングします。長谷部の側には番組スタッフらしき女性（秋谷百音）もいました。数時間が過ぎたころ土竜の間に足音が聞こえてきて、撮影陣は興奮。長谷部はパニックになり倒れてしまいます。

小比類巻と最上は計測したデータを解析。すると映像から小比類巻は“土竜の間の幸子さん”の真相に気づきます。翌日のスタジオ収録では、長谷部が倒れたのは低周波音が原因だと説明。最上は「科学の力で土竜の間に幸子さんの霊を召喚する」と宣言します。次の日に行われた土竜の間での検証で、小比類巻らは、幸子さんの正体はパレイドリア効果とホテルの設備が起こした錯覚だと証明します。

一方、低周波の原因を求め、ボイラー室があった地下スペースへ向かう一行。老朽化が進んでいた通路が崩れ、一同はボイラー室のスペースに転落し閉じ込められてしまいます。低周波音の発生を証明できて喜ぶ小比類巻と最上。一方、長谷部は白骨遺体を発見。頭部に損傷が見られ転落死したと見られる遺体は、土竜の間の鍵を握っていました。

すべての謎が解けたものの、周囲に漂う硫化水素の濃度が上がり大ピンチ。しかしその時、長谷部の前に番組スタッフの女性が現れて抜け道を教え、一同は無事抜け出しました。結局、番組はお蔵入りになり、白骨遺体は身元不明だとわかりました。長谷部が番組スタッフだと思っていた女性は、他の人間には見えていなかった様子。後日、幸子さんが映っている写真が見つかると、そこに映っていたのは長谷部を助けてくれたあの女性で――。

幽霊描写と心霊現象解明に視聴者戦慄

幸子さんの謎は解明したものの、亡くなった人とつながりたいという思いがある限り、この世界から幽霊は消えないと語る小比類巻。「それって結局、幻覚だよね」とつっこむ最上に、「しいて言えば希望」と返すのでした。

Twitterでは「ハセドンは優秀な刑事だから、行方不明者の顔を無意識に覚えていたってことか。そして、ハセドンの見つけたいという刑事としての感情、娘に会いたいという思い、そして優しさ…ハセドン、本当に良い人だよ…」「幽霊の存在。最初の方からオチがわかった感じだけどテンポの良さと映像がかっこいいので観てしまう」「心霊現象の回、真実を知った時『おお！』そういう事⁉️ってなって鳥肌がゾワッ」「幽霊の有無の検証捜査中＝番組中に絶えずそこに"いる"描写が秀逸。その上で対立するダイヤモンド・ユカイの哀しい心情を我がことのように理解するディーン・フジオカの姿も描かれた異色作」など、さまざまな感想が上がっています。

6月4日放送の第7話で小比類巻たちは、顔の穴という穴がふさがり、毛髪も抜け落ちて“のっぺらぼう”と化した前代未聞の遺体と対峙。変死事件からどんな科学の謎が紐解かれるのか期待です。