東京工科大学は5月23日、2022年の新入生1358人を対象とした、「新入生のコミュニケーションツール利用実態調査」の結果を公開しました。9回目となる本調査では、LINEやInstagram、TikTokなど、さまざまなコミュニケーションツール利用の実態を調査しています。
調査の結果、利用率の高いSNSは「LINE」と「Twitter」でした。「Instagram」の利用者は年10ポイント前後の割合で急増している一方、「Facebook」は4.9%と約20人に1人にまで減少していることなどが分かりました。
最も利用されているSNSは「LINE」、「Instagram」は女子で調査以来初の9割超
「現在利用しているSNS」は、「LINE」が99.5%でほぼ全員が利用している結果に。「Twitter」も同様に84.5%と高い利用率を維持しており、どちらも年々少しずつ数字を伸ばしています。
「Facebook」は2016年ごろから利用率が減少し、2022年現在では4.9%まで減っています。一方「Instagram」(2022年現在で75.3%)、「TikTok」(同36.8%)は毎年5〜10ポイント程度の割合で利用者が急増しています。
男女別で見ると、「Instagram」が女子で調査以来初の9割超(90.8%)という結果に。「TikTok」(48.5%)も男子より女子のほうが利用率が高く、この2つが人気のSNSとなっています。
男子は、「Discord」が53.5%で女子の2倍以上でした。男子の2人に1人が使っていることも判明しています。同サービスは主にゲームプレーヤーから人気に火が着いたようです。
家族や友人との連絡に使っているツール、2人に1人は「InstagramのDM」
「普段、家族や友人との連絡に使っているもの」を見ると、「LINE」が99.2%と依然として主流のようです。「キャリアメール」の利用率は2015年頃から減少し、2022年現在では15.6%でした。
「InstagramのDM」が毎年利用率を伸ばしており、2022年現在で46.0%となっています。約2人に1人がInstagramのDMでコミュニケーションを取っていることが分かりました。
男女別で見ると、女子の「InstagramのDM」の利用率が63.5%と、男子(34.8%)の約2倍差を付けています。「TwitterのDM」も男子より女子の方が利用率が高く、女子はLINE以外のツールでも積極的にコミュニケーションをとっていることが判明しています。
家族や友人との通話で利用しているツールは「LINE」が圧勝! キャリア電話も3割を維持
「普段、家族や友人との通話で利用しているもの」でも同様に、「LINE」が高い利用率を維持しています。毎年1〜2ポイントの割合で利用率を伸ばしており、今後もしばらくはメインのツールとして利用され続けるものとみられます。「キャリア電話」は2019年の58.4%から2020年は33.5%と一気に利用率が減少しており、その後も1〜2ポイントずつ減っています。2022年では30.9%と約3人に1人という利用率でした。
男女別で見ると、女子の「LINEビデオ通話」の利用率が男子に比べて約11ポイント高いほか、「Discord」を除く全てのツールで女子の方が男子よりも利用率が高いということも分かっています。
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