調査の結果、64.9%が「週休3日制を利用したい」と回答。「体力がなくても仕事を続けやすくなる」といったメリットを期待していることが分かりました。一方で、「給料が減る」や「1日の就業時間が増える」といった不安の声もあるようです。
64.9%が「週休3日制利用したい」と回答
まだ週休3日制が導入されていない企業に勤めている524人に、「週休3日制が導入されたら利用したいか」を聞いたところ、64.9%が「利用したい」と回答。年代別で見ると、利用したいと回答した人が最も多かったのは「30代以下」(77.6%)、最も少なかったのは「70代以上」(44.0%)でした。「利用したい」と答えた人のコメントを見ると、「単純に体も心も安定しそう(30代・女性)」や「家族との時間が増えるから(20代・男性)」「二泊三日の旅行などで遠出ができれば、人生の思い出ができる(60代・男性)」といった意見が寄せられていました。
一方、「利用したくない」と答えた人のコメントでは、「給料が減る(30代・女性)」や「一日の就業時間が延びるから(30代・男性)」「自分のしたいことをやっているので、日々の仕事は楽しみだから(70代・男性)」という声がありました。
週休3日制のメリットは「プライベートが充実する」
「週休3日制」のメリット・デメリットについて思うことも質問しています。メリットに対するコメントを見ると、「休みが多いので、体力があまりなくてもつづけられる(50代・女性)」や「副業や資格取得ができる(40代・女性)」「育児や介護など家庭の事情がある人が働きやすい(50代・女性)」といった声が寄せられています。
ほかにも、「人間にゆとりが出来ると、可能性が広がると思います(70代・女性)」や「余暇が増えプライベートが充実する。仕事に集中できる(30代・男性)」といった意見もあり、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなることや、体力を維持しやすいことなどをメリットとして挙げる人が多く見られました。
週休3日制のデメリット、不安の声も
デメリット(悪い点)に対するコメントでは、「一日の労働時間が増えること(40代・男性)」や「スタッフを多く抱えないとまわっていかない(70代・男性)」「週休3日も休めない企業やサービス業などが大変になるかも(20代・女性)」といった意見が目立ちました。週休3日にして仕事が回るのかといった不安や、1日の就業時間が長くなる、給料が減る、経済が回らなくなるといった不安の声も。国内ではパナソニックやNEC、日立製作所といった大手企業が「週休3日制」導入に前向きな姿勢を示していますが、今後新しい働き方として定着していくのでしょうか。
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【週休3日制】自身の職場に導入されていない方の64.9%が、導入されたら「利用したい」(日本トレンドリサーチ)