ソニー生命は4月21日、新社会人と新卒から1年が経つ20〜29歳の社会人男女合計1000人を対象とした、「社会人1年目と2年目の意識調査」の結果を発表しました。
調査によると、初任給の使い道は新社会人も社会人2年生も、1位が「貯蓄に回す」、社会人2年生が1年目に貯めた額は「50〜100万円未満」の割合が最も多かったことなどが判明しています。
新社会人の「初任給の使い道」、1位は「貯蓄」
新社会人(500人)に対し「初任給の使い道」を複数回答式で聞いたところ、最も多かった回答は「貯蓄に回す」(56.6%)、次いで「生活費に充てる」(33.2%)、「親への贈り物を買う」(28.8%)という結果に。
社会人2年生500人もTOP3は同様の結果だったものの、「貯蓄に回す」(43.8%)、「生活費に充てる」(29.2%)、「親への贈り物を買う」(24.8%)と、どの項目も新社会人より低い回答率でした。
社会人2年生(500人)が新社会人よりも回答率が上回った項目は、その他を除いて「友人と飲み会・食事会を楽しむ」(2ポイント差)、「デートを楽しむ」(同0.8ポイント)、「ローンの返済に回す」(同3.6ポイント)となっています。
新卒1年目の貯蓄額、回答率1位は「50〜100万円未満」
社会人2年生に、新卒1年目で貯金した額を聞いたところ、最も多かったのは「50〜100万円未満」(30.2%)、次いで「10〜20万円未満」(16.6%)、「100万円以上」(13.6%)でした。前回(21年)調査を見ると、最も多かったのは「100万円以上」(29.6%)、次いで「50〜100万円未満」(20.8%)、「0円」(13.2%)という結果が出ており、今回調査に比べ、貯金できた人とそうでない人の差が大きかったことが分かります。
全体平均は21年調査時が58万円、22年調査時が62万円で差は4万円でした。
30歳時点での理想の貯蓄額は「1000〜2000万円未満」
同じく社会人2年生に、30歳時点の目標貯蓄額を聞いたところ、「1000〜2000万円未満」が24.4%で最多、次いで「500〜600万円未満」が17.6%でした。21年調査を見てもこの2つの金額帯に多くの回答が集まっています。全体平均を比較すると、21年調査時は740万円だったのに対し、22年調査時は847万円で、107万円増加していることが判明しました。
1年間で貯蓄した額も、30歳までに貯蓄したい額も、ともに微増しており、長引くコロナ禍やウクライナ情勢、年金など社会保障制度への不安から、将来の生活に備えたいと考える若い世代が増えているのかもしれません。
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