転職サービス「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリアは、「決定年収上昇率ランキング(職種版)」を発表しました。「決定年収」とは、転職を受け入れる企業が採用決定時に個人に提示する年収のこと。
同調査は、2019年1〜12月末と2021年1〜12月末までの間に、正社員での転職に成功した20〜65歳の男女の転職決定企業での「決定年収」をもとに算出し、ランキング化しました。コロナ前後での「決定年収」上昇率ランキングを発表します。
転職時に年収がアップした職種TOP3! 1位は「アセットマネジメント」
細かな職種に分けた職種別での上昇率ランキングでは、決定年収上昇率1位は、投資家に代わって不動産ファンドで不動産売買や、賃貸借の運用業務を行う「アセットマネジメント」でした。決定年収は、137.5%と大幅にアップしています。不動産系投資では海外案件増加に伴い、より複雑な知識が必要になったことが背景として考えられます。
2位は「営業―医薬品メーカー」、3位は医療系専門職の「研究」で、メディカル業界に関連した職種がランクインしました。コロナ後に需要が高まった商品の営業、コロナ診断のニーズを受け、開発職の採用が活発となったことも、決定年収上昇に影響していると考えられます。
職種大分類別では、 1位は「クリエイティブ系」
職種を大きな分類で括った“職種大分類”で2019年と2021年を比較したところ、職種大分類11のうち8つで、コロナ前と比較して決定年収が上昇していました。
最も上昇率が高かったのは「クリエイティブ系」で、全体平均では約3%決定年収がアップしたところ、約7%の上昇を見せました。コロナをきっかけに、あらゆる業界でサービスをWebやアプリに移行する動きが進み、人材獲得競争が激化したことも、決定年収上昇の背景として考えられます。
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