本記事では、「ライフイベントと収入事情」について、2021年の結果と比較しながら紹介します。
「結婚しようと思える世帯年収」、半数を超えたのはいくらから?
「結婚しようと思える世帯年収」について聞いたところ、「年収400万円あれば」までの合計が31.2%、「500万円あれば」までの合計が48.2%、「600万円あれば」までの合計が59.2%でした。2021年調査の分布と比較し、半数以上が「結構しようと思える世帯年収」を調べたところ、前回までは「500万円あれば」が50.6%だったのに対し、今回の調査で半数を超えたのは「600万円あれば」の59.2%だったことが判明。結婚へのハードルが上がっています。
金額別で分布を見ると、最も多いのは「年収がどんなに多くてもしたいと思えない」(19.9%)であり、30〜40代の約5人に1人は「結婚したくない」と回答しています。
「出産・子育て(子ども1人)しようと思える世帯年収額」、半数を超えたのは600万円から
「出産・子育て(子ども1人)しようと思える世帯年収額」について調べたところ、「年収500万円あれば」が13.8%、「600万円あれば」が12.8%でした。以下、「400万円」「700万円」「800万円」が7%前後で横並びとなっています。半数を超えるラインを調べたところ、「年収500万円あれば」が37.6%、「600万円あれば」が50.4%となっており、30〜40代が具体的に子育てをイメージできるのは「世帯年収600万円から」であることが分かりました。
自家用車や住宅取得へのハードルも上昇
自家用車や住宅取得についても調査しています。「自家用車を購入しようと思える世帯年収」は、「400万円」までの合計が32.8%(前回35.7%)、「500万円」までの合計が48.4%(同51.5%)、「600万円」までの合計が58.8%(同59.3%)でした。
半数を超えるラインを比較すると、前回は51.5%で「500万円」だった一方、今回は58.8%で「600万円」となっています。
「住宅を購入しようと思える世帯年収額」は、「600万円」までの合計が40.5%(前回42.7%)、「700万円」までの合計が46.7%(同50.9%)、「800万円」までの合計が55.1%(同59.2%)でした。
自家用車と同様に半数を超えるラインを比較したところ、前回は50.9%で「700万円」だった一方、今回は55.1%で「800万円」となっています。
車・住宅ともに、前回調査よりも希望する割合が減少しており、購入へのハードルが上がっていることが今回の調査で分かりました。
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