歯磨き粉や洗剤などでおなじみの生活用品メーカー・ライオンが新サービスを始めました！ その名も「ご近所シェフトモ」。自宅や会社の近くにある飲食店から夕飯おかずをテイクアウトできるサービスなんです。
とはいえ、スーパーなどでお総菜を買ったり、宅配やデリバリーを利用したりするのとはどう違うのでしょうか。実際に注文して使い心地を試してみました。
「ご近所シェフトモ」とは？
「ご近所シェフトモ」は、忙しくて夕飯作りが難しい人と、近くのお店を料理でつなぐテイクアウトサービス。子育てに奮闘中のライオン社員が社内起業制度を利用し立ち上げた新事業で、料理のプロによる栄養バランスの良い食事が1食から注文可能になっています。ここからは実際の注文方法をチェックしてみましょう。
会費不要！ LINEから好きなときに好きな分だけ注文
注文の際はまずLINEアカウントを追加。
細かな登録項目はなく、入力が必要なのは氏名と郵便番号だけです。
登録するとこのような画面になります。献立は主菜1品＋副菜2品で1食840円から。1週間まとめてでも、決まった日だけでもOK！ 会費はかからないので気楽に注文できます。
今回は赤坂にある「赤坂とゝや魚新」を選びました。メニューは日替わりで、本格的かつ手作りの温かみを感じるようなラインナップ。私が選んだのは1月26日。主菜は「白菜と鶏団子のスープ煮」、副菜は「棒棒鶏」と「おまかせ副菜」を2食分ずつ注文です。
「ご近所シェフトモ」に加盟する飲食店は、現在首都圏を中心に85店舗以上。イタリアンやカフェ、居酒屋などお店も多彩。いろいろ選べるのもうれしいですね。
お店でテイクアウト！
26日夜、仕事終わりにお店でテイクアウト。初めて訪れたのですが、凛とした雰囲気の素敵なお店です。調べてみると「赤坂とゝや魚新」は明治23年に鮮魚店として開業し、その後は花柳界への仕出屋を経て日本料理店になったお店。食べログの百名店にも選出されています。
ほかのお客さんがいたのでお店の中は撮影できなかったのですが、白木のカウンターが印象的な、落ち着いた空間でした。「ご近所シェフトモ」利用をきっかけに新しいお店を知ることができるのもいいですね。
紙袋に入れてもらった料理を持って電車で帰宅。開けてみるとパックにおかずがたっぷり詰まっています！ スープ煮はシーラーで口の部分がキッチリ閉じられているので、漏れなども一切なし。電車内での匂いもまったく気になりませんでした。
器に盛り付けると、ボリュームの多さにびっくり！ 「おまかせ副菜」は卵焼き、かぼちゃ煮のほか、水菜とえのきだけのサッと煮やきんぴらなど4品が入っており、彩りも栄養バランスも考えてあることが伝わってきました。白飯を炊いておけば帰宅後すぐに食べられるのもうれしいですね！
主菜のスープ煮に入っている肉団子は大ぶりでふわふわ。すりおろしショウガがたっぷり入っていて、体が温まります。
棒棒鶏は唐辛子が効いています。ごはんのおかずとしてだけでなく、おつまみとしても良さそう。
「ご近所シェフトモ」を実際に利用してみて分かったこと
今回初めて利用してみた「ご近所シェフトモ」のテイクアウトサービス。使ってみるまでは、スーパーでお総菜やお弁当を買うのと変わらないのでは……？と思っていたのですが、印象が変わりました。
仕事帰り、スーパーでお総菜を選ぶのも疲れて頭が回らないときってありますよね。特に小さなお子さんのいる家庭では、保育園にお迎えに行き、その足で買い物を済ませることもなかなか難しいはず。そんなときでもサッとお店に寄って、あらかじめ決まった料理を待たずに受け取れるのがとても魅力的でした。
またデリバリーとも違うのは、指定した時間までに急いで帰らなくても済むこと。帰宅後にデリバリーを注文すると届くまでの待ち時間もできてしまいますが、「ご近所シェフトモ」ならばそれもクリア。自身の生活圏内のお店を帰宅途中に利用できるので、スムーズに夕飯準備ができます。
この便利さから、1人暮らしや共働き世代を中心に登録者数は5000人を超えているとか。ちょっと忙しい週や、疲れがたまってきた日のために、まずはLINEで登録を済ませてみてはどうでしょうか。
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■ご近所シェフトモ
■利用店舗：「赤坂とゝや魚新」
