マネしたくなるダンス動画や商品レビュー動画など、さまざまなおもしろ動画が話題になったショートムービープラットフォーム「TikTok」。実は物理学や法律学など「ためになる動画」も人気なのを知っていますか?
今回は、2021年話題になった、ためになるTikTokクリエイター「天体物理学者BossB」について、TikTok Japanに聞きました。
「herosjourneygc」天体物理学者BossBとは?
TikTok Japan:普段は大学で天体物理学を教えているBossBさん。「宇宙を知ることで、自分の輝きを知ってほしい、宇宙視点で世界を、人間を見ることで、みんながそのままで輝ける社会を創れる」と、一見難しい宇宙や物理の話をテンポよく楽しんで学べる動画を投稿しているアカウントです。
「4次元でどこでもドア作れるかな?」や「太陽は何色?」「ブラックホールへの旅」など天体物理学に詳しくない人でも興味を持つようなタイトルと分かりやすい解説が人気。
「4次元でどこでもドア作れるかな?」の動画は480万回以上再生されています。
「動画を楽しんでいるうちに自然と情報を得ている」TikTok Japanが語るTikTokのためになる動画
天体物理学者BossBさん以外にも、さまざまな「ためになる動画」が話題になっています。TikTokのためになる動画とは何か、TikTok Japanに聞きました。
―――ためになる動画とは?
TikTok Japan:TikTokはショートムービープラットフォームのため動画一つひとつの尺は短いですが、その分エッセンスが凝縮されています。
短い動画でテンポよく要点をキャッチできるので、動画を楽しんでいるうちに自然と情報を得ている。これがTikTokにおける「ためになる」動画です。
それほど興味がなかったジャンルでもTikTokの動画がきっかけで興味を持つようになることが多いため、ニッチなジャンルほどチャンスが眠っているといえるかもしれません。
これからユーザーの年齢層が広がっていく中で、幅広い年齢層が見て楽しめるコンテンツは増やしていきたいと考えています。
2021年も「ラムのラブソング」や「ギザギザハートの子守唄」など懐かしい曲のリバイバルヒット現象がみられたように、より幅広い年齢層の皆さんが共感したり楽しめたりするようなトレンドが生まれてくることを期待したいです。
釣りやキャンプといった「趣味」に関わるジャンルは老若男女問わず人気なので、このあたりのコンテンツも増えてくるといいですね。また、2021年7月から最大3分まで投稿できるようになり、これから動画ジャンルの幅はどんどん広がるとみています。
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