AGRI PICK(アグリピック)は、ふるさと納税を利用した経験がある207人を対象に「ふるさと納税に関するアンケート調査」を実施。制度の醍醐味(だいごみ)である「返礼品」について意識調査を行い、結果をまとめています。
本記事では、「満足した返礼品」と「不満だった返礼品」を中心に紹介します。
ふるさと納税をする理由のほとんどは「返礼品」と「節税」
「ふるさと納税をする理由」は、全体の51.7%が「返礼品目的」と回答。2番目に多かったのが「節税」(41.5%)という結果に。回答の9割以上が「返礼品目的」と「節税」でした。
「満足度の高かった返礼品」は普段買わない高級な肉や魚、果物など
「返礼品で満足度が高かったジャンル」を聞いたところ、最も多かったのは「食品(肉系)」で33.8%。次いで、2位「食品(魚介系)」で25.1%、3位「食品(果物系)」で11.6%と続きます。
回答者のコメントを見ると、「熊本県玉東町の馬刺し。普段買えないものだから」や「山形の桃。最寄りのスーパーで買う桃とは全然違う甘みやジューシーさだったので」といった声が寄せられています。
その土地ならではの特産物や、普段手に入りにくい食材に満足している様子が多く見られました。
「不満だった返礼品」はイメージと現物が異なり厳しめな評価
一方、「不満だった返礼品のジャンル」を見ると、「なし」30.9%を除く1位が「食品(肉系)」で15%、2位が「食品(魚介系)」で12.6%。4位には「食品(果物系)」が8.2%でランクインしています。
回答者からは、「黒毛和牛切り落としが脂身ばかりだった。肉類は切り落とし系が多く当たり外れがあるなと思いました」や「のどぐろ開き干し。思ったより小さい。もっと普段手に入りにくいものにすればよかったと思いました」といった声が寄せられています。
ふるさと納税の返礼品はほとんど現物を見る機会がないため、期待外れだった経験から、厳しめな評価もあったようです。
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