昭和~平成~令和と長く愛され続ける、不二家のキャラクター・ペコちゃん。その魅力に迫る「ペコちゃんと横濱」展が横浜人形の家で開催中です。首振りペコちゃんやミルキー関連グッズをはじめ、明治末期、横浜元町に創業された不二家と当時の横浜を紹介するパネルなどが展示されます(画像は筆者撮影)。
不二家創業の地・横浜で「ペコちゃん」の企画展開催
洋菓子などを販売する食品メーカー「不二家」の創業の地が、横浜であることをご存じでしょうか。1910年に元町で創業し、1922年には伊勢佐木町に2号店をオープンしました。
不二家のキャラクター・ペコちゃんは、1950年に誕生。ペコちゃんをパッケージにデザインした「ミルキー」はその翌年に発売されました。
同展では、不二家の歴史と横浜とのつながり、ペコちゃんにまつわるグッズや資料などが勢ぞろいします。
初代店頭ペコちゃん人形は張り子だった!
ペコちゃんの歴史を紹介するコーナーでは、衝撃の事実が発覚。初代ペコちゃん人形は、紙の張り子で現在のペコちゃんとはまったく顔が違うのです! が、ぺろりと舌を出したその表情は現代に続くペコちゃんに通じています。水兵さんのファッションに身を包んだ張り子のペコちゃんの復刻版が展示されています。
このほか、1970年代後半に店頭に置かれていたペコちゃん&ポコちゃんや1955年ごろに作られた首ふりペコちゃんなど、貴重な人形も展示されています。
昔なつかしいパッケージからスペシャルペコちゃんまでが大集合
ミルキーの変遷や、おまけとしてついていたペコちゃん人形など、さまざまな年代のペコちゃんが大集合しており、見ていて飽きません。
圧巻は「ペコちゃんイヤーズドール」のコーナー。とても凝った衣装を身にまとったビスクドール(陶器製)と予約特典だったクリスマスプレートがずらりと並んでいます。
期間中は、同展アドバイザーで横浜在住の新関光二さんが登壇するトークイベント「横濱とペコちゃん」やペコちゃんとの記念撮影、ワークショップなどの関連イベントも開催。同館オリジナルのペコちゃんソフビ人形の抽選販売も行われます。
また、1階ショップでは同館オリジナルペコちゃんグッズ、1階カフェ「エリオット・アベニュー」では11月24日~12月17日までの平日限定でペコちゃんカフェアート(ホットチョコレート・価格未定)も販売予定です。
常設展、コレクション展なども観覧可能ですので、公式サイトをチェックしてお出掛けください。
(c) 2021 FUJIYA CO.,LTD. (c) 2021 FUJIYA CO.,LTD.
「ペコちゃんと横濱」展 情報
期間:2021年10月23日(土)~2022年1月23日(日)
時間:9:30~17:00 ※最終入館受付16:30
場所:横浜人形の家 3階企画展示室(神奈川県横浜市中区山下町18)
TEL:045-671-9361
観覧料:大人(高校生以上)900円、小中学生450円
※入館料(大人400円/小中学生200円)含む、未就学児は入館および観覧料無料
休館日:月曜、年末年始(12月29日~1月1日)
URL:横浜人形の家
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