Twitterが新しいつながりを支援する新機能「コミュニティ」のテストを開始しました。2021年9月10日現在では、英語圏の少数のテストグループのみが参加対象となっているため、本記事では「コミュニティ」機能がどういったものかを紹介します。
「コミュニティ」機能はこれまでのタイムラインとDM機能の中間のようなゆるさ
Twitterが今回発表した「コミュニティ」は、フォロワー全体ではなく特定のグループに向けてツイートできるようになる機能。コミュニティに参加しているユーザーのみが会話に参加できることで、より関連性の高い親密なタイムラインを共有できます。
これまでTwitterは、サービス内でひとつのタイムラインを世界中すべてのユーザー同士で共有しているような形でした。ツイートの表示や非表示を個別に設定する方法としては「フォロワーかどうか」や「鍵付きアカウントか」「ブロックしている(されている)か」といった、少し複雑で且つまだまだ不完全なものだったともいえます。
コミュニティは、いわばタイムラインにレイヤーのようなものを設けユーザー同士のつながりを強め、そしてゆるく区分けるような機能です。コミュニティのページやタイムラインはTwitter内で公開され、メンバーではないユーザーも会話には参加できないものの、ツイートを読んだり引用ツイートは可能。完全に閉鎖されたグループではないところも、ある意味Twitterらしいという印象です。個別にメッセージのやり取りができた「DM」機能と通常のタイムラインの中間のような機能ともいえるかもしれません。
具体的にはコミュニティを設置したユーザーが「管理者」となり、会話のテーマやルールを設定。そのテーマに合ったユーザーを参加者として募ります。管理者はコミュニティ内の安全性の監視、メンバーのツイートの表示・非表示設定、またふさわしくない行動をするメンバーの排除などが可能。これらのタスクをサポートしてくれる「モデレーター」の任命も可能です。
Twitterでは現在、コミュニティ機能の公式アカウント「Twitter Communities」(@JoinCommunities)を開設し、同機能の最新の情報や実際のテスト版コミュニティなどを公開しています。気になる人はチェックしてみましょう。
出典:自分と共通の興味関心を持つ人々と会話しませんか(Twitter公式ブログ)
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