8月6日に発表された総務省「家計調査」。新型コロナウイルスの感染拡大により、消費も大きく変化した1年でしたが、2020年に最も多く「緑茶」を購入した街がどこかご存じですか?
今回は、県庁所在地別「緑茶」の購入数量ランキングを紹介します。
1位は静岡市
こちらに示しているのは、1年間の緑茶における購入数量を「各県庁所在地の平均世帯人数」で除算し、1人当たりの数量を試算したものです。
TOP3は以下の通りでした。
1位:静岡市 798g
2位:奈良市 479g
3位:長崎市 455g
1位は「静岡市」。お茶といえば静岡県のイメージがある人も多いのではないでしょうか。そんな静岡県の県庁所在地が1位でした。静岡県でお茶の生産がさかんになった理由の一つとして、真冬でも雪が降ることの少ない静岡県の温暖な気候が、寒さに弱いお茶の木の栽培に適していたことが挙げられます。
静岡県でお茶の生産が始まったのは、鎌倉中期の僧侶・聖一国師(しょういちこくし)が宋(当時の中国)からお茶の種を持ち帰り、栽培を始めたのがきっかけといわれています。その後明治時代に静岡県牧之原台地の開墾が進められ、茶畑の面積・生産が増加。さらに1899年、清水港が開港し、流通経路の発達に伴い静岡茶は国内外に普及しました。
TOP3には、2位「奈良市」、3位「長崎市」がランクイン。お茶好きの間で評価が高いのは、奈良県月ヶ瀬などが産地の「大和茶」。渋みの中に旨味があり、滋味深いお茶といわれています。長崎県の「そのぎ茶」は、そのふくよかな味と香りで、全国茶品評会・蒸し製玉緑茶部門において度々日本一に選ばれています。
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