コロナ禍で注目の生体認証レジ「AmazonOne」とは? 「用心と懐疑をもって接するべき」との声も

非接触型レジシステム「AmazonOne」は、新規登録者に10米ドル(約1100円)のキャッシュバックキャンペーンをアメリカの導入店舗で開始。一方で自身の生体認証データを企業に 簡単に預けるのは危険とする声も。


Amazonは、同社が開発した非接触型パームスキャンシステム「AmazonOne」へ登録すると10米ドル(約1100円)をキャッシュバックするキャンペーンを、アメリカのAmazonOne導入ストアで展開。一方で一部メディアでは「生体認証データでここまでするのは危険」とし、超えてはならない一線を今のうちに引いておくべきではないかといったコメントを紹介しています。
 

そう簡単に変えられない生体認証データの取り扱いには注意との声も

AmazonOneは、2020年9月に米国で運用開始された実店舗向けのハードウェアレジシステムです。顧客は掌紋(手のひら)をかざすだけで買い物の支払いが完了。コロナ禍において有効な買い物方法の1つとして注目されています。
 


AmazonOneを導入した店舗に訪れた際に、実際に手のひらをかざして登録を済ませます。登録したデータはAmazonのクラウドで管理され、以降は導入店舗であればどこでも利用可能。2021年8月時点ではアメリカの50を超える店舗で導入されています。
 

アメリカのテックメディア「TechCrunch」宛に送られたアルバートフォックスカーン氏(監視技術監督プロジェクト事務局長)のメールによると「SFで描かれた暗黒社会が来るかもしれません。生体認証データは企業や政府がユーザーを恒久的に追跡できる数少ない方法の1つです。名前や社会保障番号(マイナンバー)は変えられますが、掌紋は変えられません。超えてはならない一線を今のうちに引いておかなければなりません」と述べています。
 

AmazonOneのプレスリリースによれば、同システムにサインアップした後は、いつでも自分の認証データの削除依頼が可能。さらに2年以上利用していないと判断されれば自動的に削除されるそうです。しかしながらAmazonは、個人の生体認証データを許可なく使用し州法違反として起訴された過去もあり、用心と懐疑をもって接するべきだともコメントしています。

出典:AmazonOne(Amazon)


【おすすめ記事】
Amazonプライムデーで2021年に日本で最も売れたモノは?
Amazonプライムの動画をダウンロードしてオフラインで視聴する方法
Google断ちにおすすめ? 検索エンジン「DuckDuckGo」とは?
Amazonアカウント削除の方法、退会・解約のやり方と注意点

 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • アスリートの育て方

    3万円を手渡し「頑張って来いよ」。破天荒すぎる父が中学生だった元日本代表・城彰二に課した極貧サバイバル生活

  • どうする学校?どうなの保護者?

    いつの時代の話? 「登校付き添い」を求められ、仕事の断念や転校を迫られる母親たち

  • 「婚活」の落とし穴

    「年の差婚」の限界点……男性40代×女性20代は結婚相談所でも0.5%のスーパーレア案件だった!

  • ヒナタカの雑食系映画論

    映画『デデデデ』が大傑作になった5つの理由。『前章』『後章』の構成の意義と、現実に投げかける希望