皆さんは、テーブルやキッチンを拭く台ふきんをどのくらいの頻度で買い替えていますか?
衛生面も気になる台ふきんのメンテナンスについて、オールアバウトはアンケートを実施。買い替えタイミングの実態と、実際の交換タイミングを解説します。
※アンケートは全国各地500名を対象に実施
※男女比:男性 160名/女性 329名/その他 2名/回答しない 9名
※年齢比:10代 2名/20代 94名/30代 179名/40代 141名/50代 69名/60代 14名/70代 1名
1カ月、2カ月、4カ月以上…交換のタイミングに目安はない?
下のグラフは、500名男女に聞いた「台ふきんを買い替える頻度」の割合を示したものです。
結果は、「1カ月~2カ月」「2カ月~3カ月」「4カ月以上」が約17%となり、交換のタイミングは割れる結果となりました。また、「意識していない」が20.4%と最も多く、期間を目安に買い替える人も一定数いるようです。
台ふきんはボロボロになって買い替える前に菌が生えたりするとすごく不潔だと思うので、洗剤で洗っていますが気になります。
台ふきんは毎回ハイターなどするのも面倒になったので、もう買わずにキッチンペーパーを代用しています。
台ふきんやまな板、スポンジなどはこまめに漂白している。
フリーコメントには、衛生面を配慮して使い捨てにしているという人や、こまめに漂白するといった声が寄せられました。
適切な交換タイミングは?
では、台ふきんを替えるタイミングはどのくらいが望ましいのでしょうか? 今回、家事の専門家である毎田祥子さんに台ふきんを買い替えるべき3つのタイミンサインを聞きました。
そもそも台ふきんが汚れるスピードは、家庭により違います。外食せずに毎食家で食事をし、間食もするなど飲食の多い家庭と、日中はほとんど誰もおらず夜も外食が多い家庭では、ふきんを使う回数が全然違いますよね。なので、買い替える目安は日数で一括りにできません。家庭の様子をふまえて「わが家はどう?」を判断しましょう。
〇清潔そうにみえても毛羽がなくなってきたら交換
ふきんは、その素材や形状から多くの種類があります。代表的なのは綿や麻といった天然素材やマイクロファイバーなど化学繊維、そしてペーパータオル。それぞれに厚さや凹凸に工夫をこらしたものなど多くの種類があり、中には抗菌作用を施したものもあります。
綿や麻、化学繊維のふきんは、漂白剤などで定期的に除菌をしていれば、破れるまで使えそうです。が、汚れ落としに大きな威力を発揮してくれているのは繊維の毛羽。ずっと使っていると毛羽が抜け落ちて、使い始めより台ふきんが少しつるっとした感じになります。それは、汚れをひっかけるパワーが減り作業効率は下がっているサイン。交換のタイミングです。
〇シミだらけになったら交換
シミがつきやすいのは仕方のないこと。きちんと洗って除菌していれば使って問題ありません。が、よほど念入りに除菌しない限り、色素だけでなく有機物の汚れも残りがちです。ある程度まではそれでもきちんと洗っていれば大丈夫ですが、シミだらけといえるほどになった時には落としきれない汚れが詰まっている可能性が! 見た目だけでない雑菌リスクもあると考えて交換を。
〇臭いが取れなくなったら交換
漂白剤などを使えばたいがいの臭いはリセットできますが、浸け置き洗いをしても落ちない場合、取れなくなった汚れがこびりついているサイン。交換しましょう。また、洗っているのに臭い発生が早い時も同様です。
ふきんに色々な種類があるのは、汚れを早く綺麗に取り去るためですが、厚手なものや凹凸の大きいものは、中や隙間に入り込んだ汚れが残りやすかったり乾くのに時間がかかったりと、雑菌の増殖が進みやすいのできちんと洗って干すことも大事になります。自分が愛用している台ふきんは洗い方も考えて使いましょう。