京浜急行電鉄・品川駅(2番線・3番線)のホームに、横浜ゆかりの商品を集めた自動販売機型店舗「Pantograph(パンタグラフ)品川」が7月1日にオープン。10月31日までの期間限定となります。どんな商品を扱っているのか、取材してきました(画像はすべて筆者撮影)。
横浜ならではの商品が自動販売機で買える!
自動販売機型店舗の「Pantograph」は、京急線横浜駅の上りホーム(2番線)に1号店が2020年10月にオープン。「非接触型の小さな専門店」として、オープン時は横浜・元町に本店を構える「近沢レース店」のハンカチやマスクを販売し、大きな話題となりました。
今回の「Pantograph 品川」は「The Best Choice ヨコハマ」をコンセプトとし、自動販売機全8台で構成されています。1ブランド1台で、全8ブランドの商品を販売。
- 近沢レース店:オリジナルレースを使用したハンカチやマスク
- 横濱川本屋茶舗:お茶を使用したパウンドケーキやティーバッグなど
- 馬車道十番館:大人気のビスカウト缶をはじめ、クッキーやゼリー
- ありあけ:横浜土産の定番「ありあけ横濱ハーバー」のほか、バウムクーヘンなど
- ROUROU:オリジナルデザインをプリントしたマスクやハンカチ
- シチュー&カリー横濱KAN:お店で人気のホワイトカリー(レトルト)
- フクゾー洋品店:くつ下やエコバッグなど、FUKUZOの服飾品
- レインボーワールド:キャラクターハンカチなど
※販売品目、販売品数は日によって変動します
どんな商品が売れているのか?
売れ筋商品について「Pantograph」の企画・運営を担当する誠友社(横浜市神奈川区)社長の青木さんに伺いました。
「数としてもっとも売れているのは、ありあけの商品です。一日ですべての商品がなくなる日もあります」(青木社長)
実際、取材中に「毎日、ありあけのお菓子を買っています。自動販売機があってうれしいです」という会社員に出会いました。
意外だなと感じたのが、「近沢レース」「フクゾー洋品店」ともに、1000円以上(取材時)のエコバッグが売れ筋だということ。乗り換えのちょっとした合間に購入する気軽な価格ではないような……。横浜ならではの商品ということで、ついつい買いたくなる魅力があるのでしょう。
知る人ぞ知る横浜ブランドの商品も展開
横浜中華街「ROUROU(ロウロウ)」や日本大通り「シチュー&カリー横濱KAN」といった、知る人ぞ知るブランドの商品も扱っているのが「Pantograph品川」のすごいところ。東京都内での認知度をアップさせたいという想いがあります、と青木さんは説明します。
横浜情報を紹介する筆者も「ROUROU」のパンダ柄の月餅をよく手土産として利用しており、多くの方に知ってもらいたいな、と思っていました。
「シチュー&カリー横濱KAN」は、これを機に初めてレトルトの商品を開発したとのことです。
コロナ禍で「横浜に行きたいけど行きづらい」都民にとっては、1カ所で横浜の商品がそろう非接触型の自動販売機はうれしい存在ではないでしょうか。京急線品川駅を利用する機会があれば、のぞいてみてください。
Pantograph(パンタグラフ)品川 概要
営業期間:2021年7月1日(木)~10月31日(日)※延長の可能性あり
場所:京急線・品川駅(2番線・3番線)ホーム上待合室(改札内)
営業時間:始発~終電
設置台数:8台(1ブランド1台)
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