新生銀行グループは、20〜50代の働く男女2718人を対象に実施した「サラリーマンのお小遣い調査」の結果を発表。コロナ禍で、働く人々のお財布事情にはどのような変化があったのでしょうか。
平均お小遣い額、男女&年代別の結果は
2021年の男女別お小遣い平均値は、男性が3万8710円で20年調査より709円減。年代別で比較すると、20代が4万5581円、次いで30代が4万710円、40〜50代は3万円前半から半ばと世代間で開きがあります。
女性は3万4398円で544円増。同じく年代別でみると女性の場合は30代が4万276円でもっとも多く、次いで20代3万7589円、40代が3万2086円、50代は2万7907円と女性も世代間で差が出る結果となりました。
男女のお小遣い平均値を2020年と比較すると、男性は20代と30代がともに増え、反対に40代と50代は減っています。女性の場合は30代と40代が2020年よりも増え、20代は減っています。
「飲み代」「昼食代」が減った人が多数
2020年と比較して、お小遣いに「変化なし」と答えた人が全体の8割。一方で、増減があった人をみてみると「アップした」が男性6.4%、女性4.2%、「ダウンした」が男性13.3%、女性17.6%と、お小遣いが減ってしまった人の方が倍以上多かったようです。
増えた理由には「副業や投資を始めた」や「外出自粛により外食費が減った」「交通費が減った」、一方で減った理由には「子供の教育費がかかるようになった」「生活費(光熱費など)が増えた」「本業の収入が減った」といったように、新型コロナの影響と思われる項目が目立ちました。
細かなお金の使い道をみると、昼食代は、男性全体で5%増、16.5%減、女性全体で4.5%増、24.8%減、飲み代は、男性全体で5.4%増、43.2%減、女性全体で5.2%増、52.8%減という結果となりました。
生活の「支出」と「お小遣い」の定義は人それぞれですが、新型コロナがさまざまな面で影響するなか、日常のお金の使い道も柔軟に対応している様子がうかがえます。
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