第11話 「鼓の屋敷」……我妻善逸との再会! 疾走するイノシシあたま!
善逸も一緒に辿り着いた屋敷は、鼓の音が鳴り響く謎の屋敷。屋敷の中では、猪の頭を被り、刀を腰に下げて疾走する上半身裸の少年が登場します。体に鼓を付けた鬼「響凱(きょうがい)」も現れ、薄暗い不気味な屋敷の中、他の鬼も出てくるのではないかとビクビクする回です。そんな中、怯え続け、かっこ悪いところしか見られない善逸。どうやって最終選別に残ったのだろう……。
第12話 「猪は牙を剥き 善逸は眠る」 ……「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」が炸裂!
今までの様子からは全く想像できない善逸の姿。本人には自覚がなく、はっと我に返り、転がっている鬼の首を見てわめき散らします。善逸は自分が鬼の首を斬ったとは夢にも思わず、正一が鬼を倒したのだと思っているのです……。
第13話 「命より大事なもの」……響凱の切ない過去と善逸の男気
炭治郎に首を斬られ、響凱は「小生の血鬼術は凄いか……?」と尋ね、炭治郎の「凄かった」という言葉に涙を流しながら消えていきます。響凱は過去、自分が書いた小説を「つまらないんだよ、君の書き物は全てにおいて塵(ごみ)のようだ」と踏みつけにされる、日の目を見ることがなかった文筆家でした。自尊心を傷つけられていた響凱。鬼になってからも、誰かに認められたいという思いが強かったのでしょう。
屋敷を出た炭治郎は、禰豆子が入った木箱を抱えて守りながら猪頭の少年に蹴られて血だらけになっている善逸の姿を発見。善逸は、中に鬼が入っていることに気付きながらも、炭治郎が「命より大事なもの」と言っていた木箱を命がけで守ったのでした。前回は情けないキャラでしかなかった善逸から一転、技はかっこいいし、いい奴……善逸の人気が高いのも納得できる回です。
第14話 「藤の花の家紋の家」 ……「かまぼこ隊」集結!
藤の花の家紋の家で、炭治郎は木箱の中に禰豆子を入れ、一緒に連れている理由を説明します。最初は鬼と聞いて怯えていた善逸も、木箱の中から出てきた禰豆子を見て、雷に打たれたかのように一瞬で恋に落ちたのでした……。
伊之助が竈門炭治郎を「かまぼこ権八郎」と呼んだシーンがきっかけで、鬼滅ファンの間で名付けられた「かまぼこ隊」が揃う、記念すべきこの回。無償で鬼殺隊員の静養先となる藤の花の家紋の家でしばしの休息をとります。炭治郎、善逸、伊之助の3人(+禰豆子の4人を指すことも)の「かまぼこ隊」は、今後のストーリーでも「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」でも大活躍します。
第15話 「那田蜘蛛山」 ……今までにない大きな戦いが始まる予感!
怪しい音とともに、蜘蛛の糸で操られている鬼殺隊の先輩隊員たちが炭治郎、伊之助に襲いかかり、不気味な夜の森で大がかりな戦闘が始まろうとしています。一方、善逸も炭治郎が禰豆子を背負ったまま那田蜘蛛山に入っていることに気付き、禰豆子を助けるため山の中に入っていきます。
>第16話「伊之助、一緒に闘おう。一緒に考えよう」。闘いの行方は……?