主婦の友社は6月9日、コミュニティサイト「暮らしニスタ」ユーザーを対象にした「貯蓄」や「資産運用」に関するアンケート結果を発表。子育て世代でもある主婦の、お金に対するリアルな実情が明らかとなりました。
回答者は30~40代の主婦152人で、東京都含む関東在住40%、関西20%、九州10%、その他20%。家族構成は子どもがいる人が53.4%、親と同居が6%。専業主婦34.1%、パート含め兼業主婦53.4%となっています。
今回はアンケート結果から、「貯金」に関する内容を紹介します。
定期的に貯金しているのは全体の約6割
「どんなペースで貯金をしていますか?」の質問では、「毎月欠かさず(57.8%)」「○カ月毎に定期的に(4.4%)」を合わせ約6割が定期的に貯金しています。さらに、臨時収入があったときも含めると全体の8割が貯金をしているようです。
貯蓄総額500万円以上が全体の約半数
「お宅の貯蓄額は現在、総額でおいくらですか?」の質問では、最も多いのが「100~300万円未満(17.8%)」、次いで「100万円未満(17.0%)」でした。貯蓄1000万円以上については約25%で、全体の4分の1という結果に。500万円以上に広げると約53%で、全体の半分に上ることが明らかとなりました。
貯蓄金額目標「特に決めてない」が約4割
目標の貯蓄額については、100万円未満を除くどの金額帯も10%前後とばらつきがあります。「目標額は特にない」が40%と半数近くに上り、金額を決めずに淡々と貯金している様子もうかがえました。
貯蓄の目的TOP3は堅実な理由から
最後に「貯蓄の目的はなんですか?(複数選択可)」の質問結果は、割合ではなくランキングとなっています。上位で目立つのは「いざというときのため」や「老後のたくわえ」「子供の教育資金」といった回答です。
貯蓄時間や家族構成、目標とするライフスタイルなどによって変わってくるものですが、貯蓄している世帯が全体の約8割、500万円以上が全体の約半数、貯蓄の目的は「老後の蓄え」や「いざというとき」という結果に。反対に「趣味や旅行のため」といった好きなことのための貯蓄は少数にとどまったようです。
新型コロナの影響による不景気や相次ぐ自然災害などを目の当たりにし、堅実で保守的な姿勢が強まっているのかもしれません。
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