横浜中華街の老舗・大珍楼の工場部門「大珍食品公司」横に、飲茶点心の自動販売機が2021年5月28日、稼働開始しました。24時間いつでも工場直販価格で、肉まんや焼き餃子、小籠包などの点心を購入できるということで、注目されています(画像はすべて筆者撮影)。
24時間いつでも点心が購入可能
大珍食品公司は、大珍楼のほか、日本各地の中華有名店や高級ホテル向けの飲茶・点心・菓子などを横浜中華街にある自社工場で製造し、卸販売を行っています。コロナ禍において行き場を失った商品をアウトレットとして通販したところ、一時は3カ月待ちとなるほど人気となりました。
2021年以降は体制を整えて落ち着いてきたこともあり、アウトレット通販サイト「大珍キッチン」で、段ボール箱いっぱいに商品を詰めたお得なセットがオーダー可能となっています。
工場前では、毎週土・日曜の13:00~13:30のみ販売会を行っていますが、24時間いつでも購入できるよう、自動販売機が設置されました。
素材、手作りにこだわった餃子、シュウマイ、小籠包
現在、自動販売機で購入できる商品は、次の通り。すべて冷凍状態となっていますので、保冷バッグを持参するのをお忘れなく。
・元祖塩肉まん(350円)
・あんまん(350円)
・伝統の手作り豚まん(350円)
・福耳まん(塩肉まん)(200円)※大特価
・大珍特製 小籠包(12個、1000円)
・大珍特製 豚肉シュウマイ(12個、1200円)
・大珍特製 国産焼き餃子(10個、500円)※大特価
一番人気は「焼き餃子」。具材の豚肉や野菜は国産にこだわり、化学調味料は使わず、一つひとつ手づくりしている商品です。工場直販価格の500円。
大珍食品公司 陸(りく)社長のおすすめは「小籠包」。ゼラチンは使わず、鶏の足をゆでたスープを煮こごりにしたものが中に入っており、濃厚な味わいだそう。
「豚肉シュウマイ」も国産豚肉にこだわった商品。なんと、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズのオールデイブッフェレストラン「コンパス」で提供されているのと同じものなのだとか!
塩味としょう油味、2種類の肉まんを販売する理由とは
自動販売機では「元祖塩肉まん」「伝統の手作り豚まん」の2種類が販売されています。
現在の肉まんは、しょう油味が主流。しかし大珍楼では、1947(昭和22)年創業時からの伝統を守り、陸社長のおばあちゃんの味である塩味の肉まんを作り続けています。
というわけで、2種類の肉まん(しょう油味は「豚まん」というネーミング)が販売されています。
自動販売機の商品は毎朝補充され、その時々で大特価商品は入れ替わる予定。場所は、横浜関帝廟近くの中山路沿い。横浜中華街を訪れた際に立ち寄ってみては。
横浜中華街へ行けない方は通販でどうぞ。
・大珍キッチン
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