一般に「2回目の転職は、1回目より不利になりやすい」といわれますが、具体的にどんな点で不利になるのでしょうか。ビズヒッツは複数回の転職経験がある500人にアンケートを実施し「2回目の転職ならではのデメリットとメリット」について聞きました。
今回はその中から、「2回目以降の転職ならではのデメリット」ランキングを紹介します。
1回目と2回目以降の転職活動で企業の対応に違いはある?
「転職回数によって転職活動で企業の対応に違いはあったか」については、「違いがあった」と「違いはなかった」がほぼ半分ずつという結果に。
「違いがあった」と回答した人からは「書類の通過率が下がった」「面接で聞かれる内容が違う」「警戒されている感じが伝わってきた」といったコメントがありました。
「違いはなかった」と回答した人からは「企業がこちらをどう見るかよりも、自分のほうが転職先候補の企業に対して必要以上に慎重になってしまう」との意見が寄せられました。
2回目以降の転職のデメリット、1位は「退職理由を考えるのが大変」
「2回目以降の転職ならではのデメリット」については、1位「退職理由を考えるのが大変」と2位「長続きしないと思われる」が突出して多い結果となりました。
2回目以降の転職では、1回目以上に退職・転職理由を聞きたがる採用担当者が多いようで、中には「1回目は退職理由を聞かれなかったが、2回目は細かく聞かれた」という人も。
採用担当者の納得する理由がないと不利になるため、転職理由・退職理由をきちんと説明できるよう準備するのが大変のようです。
また「以前の転職理由も聞かれた」「これまでのすべての転職理由を用意しておく必要があるので大変」という人も複数人いました。
2位の「長続きしないと思われる」については、採用担当者から「採用してもすぐ辞めてしまうのでは」「辞めグセがあるのでは」と警戒されている雰囲気を感じたという人が多数。
「まだまだ日本では、転職回数が多いと不真面目で続かないと思われる」「田舎だからか一つの会社に長く勤めることを良しとする会社が多い」など、国や地域についての意見もありました。
8位以下には「協調性がないと思われる」「仕事ができないと思われる」など、「複数回転職する人への悪いイメージ」が他にもいくつかランクインしました。
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アンケートは4月3~17日、インターネット上で実施。回答者500人の内訳は女性299人、男性201人。
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