平成14年に年間約29万件とピークに達し、それ以後は緩やかに減少しつつある離婚件数。しかし、現在でも年に20万組を超える夫婦が離婚を選択する状況にあります。離婚率は16.9%(※厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況」より)にのぼります。

こうした状況下で増えているのがシングルマザーという存在。ワンオペでの家事+子育て+就業は苦労が多く、再婚を夢見るシングルマザーは多いものですが、決してはかばかしいものではありません。そこで今回は、シングルマザーと付き合った経験を持つ男性を直撃。当時感じた本音をお聞きしてみました。
 

男性の本音1.「見た目は100%、でも……子どもは必要なかった」

昨年夏、シングルマザーとの関係にピリオドを打ったのは、東京都在住の晴馬さん(仮名・41歳)。晴馬さんは公務員として忙しく働き、独身のまま過ごしてきました。行きつけの食事処でシングルマザーの美奈さんと出会ったのは2年ほど前のこと。美奈さんの愛らしい容姿に惹かれ、すぐに交際を申し込んだといいます。

「僕にとって彼女は、生まれてはじめて結婚したいと思えた女性でした。ひとめぼれと言ってもいいかもしれません。すぐにLINEを交換して、しつこくない程度にメッセージを送り、時間をかけて電話番号を交換。好きだという気持ちを伝えたところ彼女からOKがもらえたので、付き合うことになったんです」

けれども、2度、3度とデートを重ねるうちに、晴馬さんは「あれ?」と思うことが増えていきました。まず、夜までかかるようなデートはOKしてもらえないということ。もちろん、泊まりがけの遠出もNGで、ふたりのデートは土曜か日曜の昼間の数時間だけという、付き合い立ての高校生カップルのようだったといいます。ようやく身体の関係を持ったのは、付き合ってから4か月が経過してからのこと。しかもホテルからの帰り道、美奈さんから「実はシングルマザーで、小学生の子どもがふたりいる」と打ち明けられました。

「あまりのことに茫然としたのを覚えています。え?それって、付き合うときに言うべきことじゃないの? 身体の関係を持って、そろそろ俺が逃げられないだろうって、そう感じてから言うなんて反則じゃないの?って。その日の夜、彼女に電話をしてそのことを伝え、今は不信感しか抱けないことを告げると、彼女はだんまり状態。その後すぐに別れてから連絡を取っていませんが……。彼女の行動は間違いではないのかもしれません。でも、子どもがいることを先に話してくれていたら絶対に付き合ってなかったと思うし、騙すようなことをして男を試すのは最低な行為だと思うので、そういった意味でも別れて正解だったと思っています」
 

男性の本音2.「元夫の暴力が離婚の原因」という彼女の嘘?

神奈川県在住の幸治さん(仮名・49歳)は、今から10年ほど前、当時29歳だったシングルマザーの花奈さん(仮名)に別れを告げました。10歳下で幼稚園になる息子を育てる花奈さんは、幸治さんにとって見守ってあげたい対象であり、いつか幸せにしてあげたい存在でもありました。

「彼女と出会ったのは都心のキャバクラでした。バツイチであることも話してもらっていたし、子どもがいることも知っていて、それでも彼女と結婚したいと思っていたんです。彼女は離婚理由を元夫の暴力だと言っていて、肩に残る大きな傷を見た瞬間、守ってあげたい気持ちでいっぱいになりました」

花奈さんのお子さんも交え、3人で遊園地に行ったり旅行に行ったり。部屋に呼ばれるようにもなり、このまま順調にいけばゴールインか……と思っていた矢先、幸治さんは花奈さんの息子さんの太ももに、気になるアザを見つけました。

「たまたま温泉旅館に泊まりに行っていたときのことでした。男どうし風呂に入りながら、この怪我はどうしたの?と聞いたのですが、理由を言わないんです。誰にも言わないからこっそり教えて。教えてくれたら、お風呂上りにアイスを買ってあげるよ。そう懐柔するとようやく重い口を開いたんです。その答えに衝撃を受けました。想像してはいましたが、花奈が暴力をふるっていたんですよ」

その後、幸治さんは両親と相談の上、興信所に頼んで花奈さんの素行を調査することに。すると、離婚事由は元夫からの暴力ではなく、花奈さんの夫や子どもに対する暴力が原因であり、今なお親権をめぐり訴訟中であることが分かったのです。

「調査の結果を見ても、なかなか現実が飲み込めませんでした。花奈は気の強いところはありますが、本当に普通の女の子という感じで、暴力をふるうようには見えなかったんです。『俺と結婚すれば彼女も変わってくれるかもしれない』『俺が彼女を変えてあげられるかもしれない』そう思って頑張ろうと思ったのですが、そのたびに、真っ青になった子どものアザの記憶がチラつき、結婚への踏ん切りがつきませんでした」

幸治さんのどっちつかずの態度にしびれを切らしたのか、もともと同時進行で交際していたのか、花奈さんは別の男性の元へ。それを人づてに聞いた幸治さんは「正直言って、ホッとした」といいます。

「俺自身、花奈との件があるまでは、相手がシングルマザーであっても何の問題もないと思っていました。でも、シングルマザーになった理由が必ずあって、それは目を逸らさずに確認しなければいけないのだと学びました」

男性の中には晴馬さんのように「子どもがいることを重荷に感じる派」と、幸治さんのような「気にしない派」がいる模様。しかしいずれの場合も、子ども以上にシングルマザーである女性自身の性格や態度が問題になるのは確かなようです。シングルマザーが再婚を目指すのであれば、子どもがいることを正直に話すとともに、自身の行いや態度をきちんと顧みることが、再婚を引き寄せる重要ポイントかもしれません。