全国でスタートした新型コロナワクチン接種。現在は医療従事者および高齢者を優先して進められています。
PIAZZAは5月27日、「新型コロナワクチン接種に関する意識調査」の結果を公開しました。同調査は全国の男女1438名を対象に、2021年5月18〜19日の期間で、インターネットにより実施。ワクチン接種に関する意向や接種の進め方に関する意見を調査しました。
新型コロナワクチンの「接種を希望する」人は63%
新型コロナワクチン接種に関して、全体で63%の人が「接種したい」と回答。「接種したくない」と回答した人は15%でした。年代別で比較すると、接種を希望する割合は、50代以上が最も高く74%。30代が最も低く58%でした。
ワクチン対象者について、「対象者に関わらずスピードを優先すべき」が最も多い結果に
新型コロナワクチン接種の「対象者の優先順位」については、「対象者に関わらずスピードを優先すべき」という回答が36%と最も多く、次いで「現在の進め方で適切である」(23%)でした。50代以上では「高齢者施設等従事者の摂取をより優先すべき」の割合が、22%を占めました。
また日本国内の新型コロナワクチン接種が進むことによる「感染収束の期待度」は、「ある程度期待する」がトップで54%、次いで「大いに期待する」が31%となり、合わせて85%の人が「期待している」と回答しました。
ワクチン接種を「自己負担なしでできる」の認知率は86%
新型コロナワクチンは「自己負担なしで接種できる」ことを「知っている」と回答した人は86%でした。また、新型コロナワクチンの「接種対象が16歳以上」であることを「知っている」人は、66%でした。16歳未満でも接種可能になった場合、「自身の子どもにもワクチンを接種させたい」と回答した人は27%、「接種させたくない」人は17%と意見が分かれました。さらに、「わからない」(29%)「15歳以下の子どもがいない」(27%)との回答も。
ワクチンを「接種することで不安に感じる要素」は「副反応」が7割以上
自身のワクチン接種について「接種したい」理由は、「コロナに感染したくない」が83%で最も多く、次いで「コロナで重症化したくない」(79%)、「コロナを人にうつしたくない」(76%)が続きました。
ワクチンを「接種することで不安に感じる要素」は、「接種による副反応」と回答した人が圧倒的に多く77%を占めました。逆に「接種したくない」と回答した人の理由は、「ワクチンの安全性に疑問」が83%と最も多く、次いで「副反応が怖い」(74%)、「ワクチンの有効性に疑問」(42%)が続きました。
ワクチン接種が進むことによる社会の変化……「新しい生活様式は一定程度残る」の回答が8割
日本国内の新型コロナワクチン接種が進むことによる「社会の変化」については、「感染収束後も新しい生活様式は一定程度残る」が80%と圧倒的に多く、次いで「国内の移動が自由にできるようになる」(36%)、「国内の経済活動が回復する」(26%)が続きました。
最後に、「ワクチン接種により抗体ができたら積極的にやってみたいこと」では、「帰省・家族や友人に会う」が71%と最も多く、「国内旅行」が僅差で69%、「会食・飲み会」が56%と続きました。
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