5月8日は「万引きの日」
5月8日は「万引きの日」。防犯、監視システム機器を取り扱うセーフティ&セキュリティ株式会社が2009年に制定したもので、「ご(5)よう(8)」(御用)と読む語呂合せが由来となっています。
万引きへの犯罪意識を高めることが目的とされた「万引きの日」ですが、日本では実際、どれくらいの万引きが発生しているのでしょうか。
今回は、警察庁「令和元年の刑法犯に関する統計資料」から、日本における万引きの概況を確認します。
日本の「万引き」は毎年減少傾向に
日本全体では毎年、どのくらいの万引きが起きているのでしょうか。下に示しているのは、平成22年から令和元年までに発生した万引きの、認知件数、検挙件数、検挙人員、検挙率をグラフで示したものです。
このグラフから分かる通り、万引きの認知件数、検挙件数、検挙人員は年々減少傾向にあり、令和元年では1年間で、認知件数9万3812件、検挙件数6万5814件、検挙人員5万5337人、検挙率70.2%。平成22年の検挙件数の61%まで減少しています。
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・年齢別の検挙件数推移
次に検挙人員に関して、年齢別に推移を確認します。下に示しているのは、平成22年から令和元年までの、人口10万人当たりの年齢層別万引き検挙人員です。
このグラフから、平成22年から令和元年において14~19歳の検挙人員が減少していることがわかります。平成22年は389.7人、令和元年は74.7人で、9年間で8割減少している計算となります。