リーディングマークは4月28日、旧帝大(北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大)、早大、慶大、一橋大、東工大、神戸大の最上位12校生の「2022年卒就職人気企業ランキング」を発表しました。同調査は、リーディングマーク主催のオンライン合同説明会、または同社会員へのWEBアンケートにより回収。有効回答者は2146名、そのうち文系が64.9%、理系が32.3%、その他が2.8%。 また、男性65.5%、女性34.5%という内訳でした。
総合1位は「三菱商事」。楽天、NTTドコモなど、IT/通信企業が上昇
直近3年間では、ランキング上位5位を5大総合商社が独占し続けましたが、22卒ランキングでは、サントリー、三井住友銀行が食い込む結果となりました。また、IT/通信企業の順位が軒並み上がっています。楽天(17位→14位)、NTTデータ(30位→19位)、NTTドコモ(68位→44位)を筆頭に、ランキング外のKDDI、NTTコミュニケーションズ等もTOP100にランクインしています。
サントリー、キリン等、BtoCメーカーで順位を伸ばしている企業も増えました。旭化成(22位→9位)、凸版印刷(36位→16位) などのBtoBメーカーも人気が上がっています。メガバンク3社も大幅に順位が上昇し、三井住友銀行は過去最高の6位となりました。
就職活動の長期化で学生の企業選択の取捨選択が進み、人気が分散化したこと、就活ではオンラインコンテンツを通して企業の認知が拡大しており、知名度だけでなく、学生に魅力を伝えられる真に実力のある企業のランキングが上がったことが順位変化の要因と考えられます。
大学別のランキング! 東大生の7位に「楽天」、京大生の20位に「NTTドコモ」
大学別に見ると、東大生のランキングでは7位に楽天、24位に外務省がランクイン。京大生のランキングでは、30位以内にNTTドコモ、KDDIがランクインしています。
早稲田・慶応の各ランキングでは、「広告」「損害保険」がやや上位に
早大生、慶應生のランキングで全体結果と若干の違いが見られるのは、広告、損害保険が上位にランクインとなっているところ。それ以外は全体の傾向と大きく変わらない結果となりました。
2020年のランキング結果は? コンサルや外資系企業は年間を通じて根強い人気
調査時期が異なるとランキング順位も変化し、外資系やIT企業の人気がより高いことが伺えます。昨年2020年5月の調査では、近年人気が上がっているコンサルティングファームや外資系企業に関しては本選考を終えている企業も多いため、ランキングを落としていますが、年間を通じては根強い人気を誇っています。
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