LABOTは4月23日、コロナ禍での大学生のキャンパスライフについてのアンケート結果を発表しました。 全国の大学生、短大生、専門学校生238人を対象に2021年4月19〜23日の期間で、インターネットにより実施。コロナ禍でのキャンパスライフにおいて、オンライン授業について感じることや経済的な問題などが明らかになりました。
オンライン授業に「不満」は約半数……「学費が高い」「孤独を感じた」
学校のオンライン授業に「満足している」と回答した学生は、わずか4.24%。「どちらかといえば満足していない、懸念がある 」(43.22%)と「満足していない」(0.42%)、「まったく満足していない、不満」(13.98%)を合わせると57.62%と、ほぼ半数の学生がオンライン授業に何かしらの不満を感じていることがわかりました。
オンライン授業での提供に対して、大学の学費は「適切だと感じる」学生は5.24%。「高いと感じる(妥当な金額になるよう返還してほしい)」(47.60%)、「高すぎると感じる(学費の一部の返還を希望したい)」(20.52%)など、「高い」と感じる学生が約7割と圧倒的に多い結果に。「一時的であれば、許容範囲でやむを得ないと感じる」(24.45%)と回答した学生も、今後オンライン授業の期間が長引けば「高い」と感じるようになることが予想されます。
コロナ禍でのオンライン授業を含む1年間のキャンパスライフにおいて、「友人ができづらく、孤独を感じることがあった」(23.25%)、「友人がまったくできず、強い孤独を感じた」(8.33%)、「孤独を感じることもあったが、乗り越えられた」(45.18%)と、「孤独を感じた」学生は76.76%を占めました。
コロナ禍で「休学」を一度でも考えたことがある学生は約6割
コロナ禍となり、大学・高校などの「休学を真剣に考えたことがある(または実際に休学した)」と回答した学生は23.63%。「休学について一度は考えたり、懸念したことがある」(36.71%)学生と合わせると、約6割を占めます。
「休学」ではなく、「中退を真剣に考えたことがある(または実際に中退した)」学生は12.34%。「中退について一度は考えたり、懸念したことがある」(18.30%)と合わせて約3割にもなりました。新型コロナの影響で、実際に、中退・休学を行った友人や知人が「いる」と回答した人は63.71%でした。
コロナ禍で10人に1人の学生が、経済的に「困窮した」
コロナ禍で受けた経済的な影響で最も多かったのは、バイトのシフトが減ったり学費の負担など「自分の経済的な影響」で40.08%。自分だけでなく、「家庭(実家) 含め、経済的な影響がかなり深刻で困窮した」と回答した学生は11.81%と、10人に1人が困窮する状況であったことがわかりました。「自分、家庭(実家) 含め、経済的な影響が多少あった」(28.27%)学生と合わせると、自分だけでなく、実家も経済的な影響を受けた学生は約4割を占めました。
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