洗濯機の水位に異常なこだわり、朝食のルーティン…夫の「マイルール」が疲れる

靴を履くときは右足から。牛乳を飲むときは腰に手を当てる。世の中には実に様々なマイルールが存在しますが、なかには「それってどうなの!?」と思わずにはいられないとんでもルールに振り回される人もいるようです。

誰しもひとつは持っているであろう「マイルール」。靴を履くときは右足から。牛乳を飲むときは腰に手を当てる。そうめんを食べるときはショウガだけど蕎麦を食べるときはワサビ……世の中には、実に様々なマイルールが存在します。でも、なかには「それってどうなの!?」と思ってしまうとんでもルールも! そこで今回は「それで本当にいいの!?」と、思わず心配してしまう、不可思議な「夫ルール」をご紹介します。

夫より「高い物」はNG!? とある夫婦のマイルール

神奈川県在住の専業主婦・梨代子さん(仮名・38歳)は、3年前に5歳年上のご主人と結婚しました。出会いは結婚相談所。吹奏楽という共通の趣味を持っていたことから意気投合し、結婚に至ったといいます。
 

「夫が良い人が悪い人かと聞かれたら良い人なのだと思います。でも、不思議なこだわりが多くて。結婚したての頃は、離婚したくて仕方ありませんでした」
 

梨代子さんのお悩みの原因は、ご主人ならではの「マイルール」にありました。
 

「まず、朝食は必ず淹れたてのコーヒーを出さなければなりません。どんなに忙しくても、私が紅茶を飲みたくても、コーヒーじゃなければダメ。私だけ紅茶を飲もうとすると『香りが混ざってコーヒーがまずくなるからやめて』と却下されました。
 

子どもがいないので、ふたりで外食することがよくあるのですが、ファミレスではなぜか、夫が頼んだ料理より高い物をオーダーすると怒られるんです。たとえ10円20円の差でもダメ。なので、夫がオーダーを決めるまで自分の注文を決めることができません」
 

コーヒーについては理解できなくもありません。ファミレスの件も、ご主人が単純にケチなだけでは?と思ったのですが、なぜか居酒屋では「高い物を頼んでも怒られない」のだとか。
 

「ファミレスで過去に何かトラウマでもあったんですかね(笑)」と梨代子さん。今ではそうしたご主人のルールにも慣れ、とりあえず離婚は回避できそうだと笑っていました。
 

食事は家族が揃ってから。でも待つ方は辛いんです!

静岡県在住の由美佳さん(仮名・29歳)は、小学1年生と幼稚園年中のお子さんを持つパート主婦。由美佳さんもまた、ご主人のマイルールを理不尽に感じているひとりです。
 

「主人がひたすらに、『家族一緒に食べる夕ご飯』にこだわるんです。子どもが乳児のうちはなんとかなったのですが、ある程度大きくなってきたので、夫の帰宅を待っていると『お腹が空いた!』の大合唱で……」
 

ご主人の帰宅は早ければ19時30分頃で、普段は20時。遅いと21時を回ることがあり、子どもたちを待たせるにも限界があると由美佳さん。
 

由美佳さんだけがご主人の夕飯に付き合えばいいだろうと思い、子どもたちに先に食べさせたこともありましたが、ご主人は帰宅するなり不機嫌丸出し。『一家の主が帰るまで待たせないなんて』とブツブツ言い続けたのだそう。
 

「遅くなる場合は連絡するよう夫に言っているのですが、教えてくれることは滅多にありません。そのため子どもたちに軽食を食べさせるわけにもいかず、ただひたすら夫の帰宅を待たなければならないんです。いい加減、堪忍袋の緒が切れそうです……」
 

夫のこだわり。それは、洗濯機の水位だった

「最近では、離婚の2文字が脳裏を横切ります」――そう話すのは、新潟県在住の麻里子さん(仮名・34歳)。系列会社で働くご主人から告白され、2年の付き合いを経て結婚。恋人時代から、ご主人が倹約家であることは理解していたようですが……。
 

「私自身も貯金が趣味でセコイ方なので、夫がちょっとくらいケチな方が釣り合うかな?と思って結婚しました。でも今は、想像以上にケチ臭い夫に対し、嫌悪感しか湧きません」
 

麻里子さんの愛情が底をついたのは、昨年の5月。夫婦ともにテレワークとなり家で顔を合わせることが増えた時期、洗濯をしようと麻里子さんがパントリーに行くと、何気なくご主人がくっついてきたのです。
 

「夫は私が洗濯する様子を眺めていました。2人分のシャツやカットソーを入れ、オートボタンを押して洗濯機を回そうとすると、急に夫が『もったいない!』って騒ぎ始めたんです。夫が洗濯機に手を伸ばしてきたので見ていると、オートからマニュアルに変更し、水位を最低レベルに設定。『これでよし!』と満面の笑顔でうなずいていました」
 

洗濯槽の半分程度まで洗濯物を入れたので、最低レベルの水ではきれいに洗うことができないよ?と麻里子さんは反論しましたが、ご主人は聞く耳を持たず。その後も、麻里子さんが洗濯機を操作するたびに水位をチェックし、勝手に最低レベルに下げてしまいました。
 

「そんな状態で洗うので、汚れが残ったままの洗濯物が出るようになってしまい、結局洗い直しをすることに。夫はそれすらも『乾いてからパンパンッてすれば、汚れなんて落ちるだろ?』と……。こんなに話が通じない人だったなんて……宇宙人と結婚してしまった気分です」
 

他人事ながら、本気で夫婦関係が心配になってしまう切ないマイルール談。こうしたルールは本人にとっては「合理的」なため、変えようとしても難しいもの。ですから、嫌な場合ははっきりとNOを突き付け、相手を別のルールに「慣れさせる」ことが必要です。でも……洗濯機の水位にまで口を出すのは……ずばり、離婚でもいいのでは?と思わずにはいられません。

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