22年新卒14.9%が志望業界を「変えた」……コロナ禍の影響で変更した志望業界とは?

昨年同様、新型コロナの影響を受けながら進むと予想される、2022年度の就活。プレシャスパートナーズは、2022年に卒業する学生を対象に「就職活動に関する調査」を実施。新型コロナの影響で変えた志望業界など、就活の実態が見えてきました。

プレシャスパートナーズは4月8日、2022年に卒業する学生を対象に行った「就職活動に関する調査」の結果を発表しました。同調査は、2022年新卒の男女202名を対象に、2021年1月15日~4月2日の期間で実施。昨年同様、新型コロナの影響を受けながら進むと予想される、2022年度の就活の実態が見えてきました。
 

新型コロナの影響で変えた志望業界とは?

新型コロナの影響で志望企業を変えた人は14.9%(プレシャスパートナーズ調べ)

新型コロナウイルスの影響で志望業界を「変えた」人は、14.9%でした。変更前と変更後の業界は、「旅行業界」から金融、ホテル、IT、人材業界へ、「航空業界」から食品、金融、マスコミ、商社、IT業界へ。「観光業界」からIT・コンサル、人材、不動産業界など、新型コロナの影響を顕著に受けた業界からの変更が目立ちました。中には、「公務員」からスポーツ・エンタメ業界、「エンタメ業界」からIT業界へ、などの変更例もありました。
 

新卒で入社した会社で働きたい期間は「20年以上または定年まで」が4割弱

期間が短いほど割合は減少(プレシャスパートナーズ調べ)

新卒で入社した会社で働きたい期間は「20年以上または定年まで」が36.6%と最多でした。次いで「5年~10年未満」(30.2%)、「10年~20年未満」(16.3%)でした。働き方の在り方が多様化する動きが見られる中でも、新卒で入社した会社で長く働くことを希望する学生が多いことがわかりました。
 

選考中に話を聞きたい人1位は「社長」

企業のトップ「社長」が1位に(プレシャスパートナーズ調べ)

選考時に話を聞きたい人は、「社長」が60.4%と最も多く、次いで「一緒に働く社員」(50.5%)、「上司や現場のリーダー」(24.3%)でした。選考中は人事にとどまらず、企業のトップ、一緒に働く社員や上司の声を実際に聞くことができる機会を求める学生が多いようです。

2022年新卒学生の志望業界は、新型コロナの影響を大きく受けた業界から他業界へ変更する例なども見られました。新型コロナの影響は、働き方のあり方についても更に変化をもたらしそうですが、雇用が多様化する中でも、新卒で入社した会社で長く働くことを希望する学生が多くいることがわかりました。

【おすすめ記事】
就職したい企業・業種ランキング3年連続1位! Googleや国家公務員よりも「働きたい業種」
東大生が就職したい企業ランキング発表! 1位は京大生と同じ?
429名の社会人に聞いた! WindowsPCで日頃使っているショートカットキーTOP20
2021年夏のボーナス予測 公務員は平均66万1100円で9年ぶりに減少、民間企業は?
コロナ禍で激変! 男女別・文理別の「就職したい企業ランキング」発表

【関連リンク】
プレスリリース

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『オッペンハイマー』を見る前に知ってほしい6つのこと。2つの用語、時系列、モノクロシーンの意味は?

  • どうする学校?どうなの保護者?

    なぜPTAで子どもの保険を扱うのか? 2024春、東京都Pが“別組織”で保険事業を始める理由

  • AIに負けない子の育て方

    2024年の中学入試は「弱気受験」だったというが…受験者増の人気校に見る、中受親の変化

  • アラサーが考える恋愛とお金

    仕事×子育てを両立できるのは「ごく一部の恵まれている女性」か。女性の社会進出という“風潮”が苦しい