2020年冬のボーナス、1人当たり支給額は減少
厚生労働省「毎月勤労統計調査」によると、民間企業(事業所規模5人以上)における2020年冬のボーナス1人当たり支給額は、前年比-2.6%と、2年連続で減少しました。
事業所に雇用される労働者も含めた全労働者の1人当たりの支給額では、同-6.1%と低下幅は拡大。ボーナスを支給した事業所の割合(前年差-3.4%ポイント)については1990年以降で最大の低下幅を記録し、2020年冬のボーナスは見かけよりもかなり厳しい結果だったと判断されます。
ボーナス支給月数(所定内給与に対する比率)は1.05カ月分(前年差-0.04カ月)と減少が続きました。
業種別にみると、新型コロナウイルス感染症の影響がはっきりと表れ、宿泊業(前年比-20.8%)、飲食店(同-23.8%)や運輸業、郵便業(同-17.2%)、旅行業やテーマパークを含む生活関連サービス業、娯楽業(同-17.1%)といった対面型サービス業では、昨夏に引き続き減少幅が大きい結果となりました。
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