正社員の平均初年度年収は449万円で前年比9.7万円増、業種別は?

マイナビは3月3日、正社員の平均初年度年収推移レポート(2021年1月度)を発表しました。1月の全国平均初年度年収は、前年同月からは9.7万円増加。未経験者求人は前月から3.6pt増加しました。

マイナビは3月3日、2021年1月度の正社員の平均初年度年収推移レポートを発表しました。同調査は、総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載された求人の「平均初年度年収」を未経験・経験者求人別に調査したものです。
 

未経験者求人は前月から3.6pt増加

<全国>募集条件別平均初年度年収推移

1月の全国平均初年度年収は、449.4万円で前月から増減はなく、前年同月からは9.7万円増加しました。

掲載求人の募集条件比率推移

2020年1月以降、未経験者求人は減少傾向にありましたが、2021年1月は未経験者求人の比率は65.3%で前月から3.6pt増加。未経験者を採用する余力のある企業が増加傾向にあるようです。
 

平均初年度年収が1番高い業種は「金融・保険」

<業種別>平均初年度年収ランキング(2021年1月度)

業種別に平均初年度年収を見ると、経験者、未経験者ともに「金融・保険」が最も高く、全体で553.6万円。次いで「コンサルティング」が526.3万円、3位は「IT・通信・インターネット」で506.9万円でした。

<職種別>平均初年度年収ランキング(2021年1月度)

職種別の平均初年度年収は、「コンサルタント・金融・不動産専門職」が最も高く550.3万円。次いで「ITエンジニア」が537.9万円、「電気・電子・機械・半導体」が495.1万円でした。
 

経験者求人の比率1位の業種は「IT・通信・インターネット」

<業種別>1月の応募条件比率

掲載求人の中で経験者求人の比率が最も多かった業種は「IT・通信・インターネット」で63.7%。次いで「マスコミ・広告・デザイン」が42.6%、「メーカー」が41.6%でした。

<職種別>1月の応募条件比率 

掲載求人の中で経験者求人の比率が最も多かった職種は「ITエンジニア」で74.7%。次いで「WEB・インターネット・ゲーム」が70.8%、「電気・電子・機械・半導体」が58.3%でした。
 

平均初年度年収ランキング2位は「九州・沖縄」451.2万円

<本社所在地エリア別>平均初年度年収ランキング(2021年1月度)

平均初年度年収を求人掲載企業の本社所在エリア別に見ると、「関東」が最も高く466.6万円。次いで「九州・沖縄」が451.2万円、「東海」が431.2万円でした。

<本社所在地エリア別>1月の募集条件比率

掲載求人の中で経験者求人の比率が最も多かったエリアは「九州・沖縄」で46.7%。次いで「関東」が38.4%、「北海道・東北」が38.0%でした。

【おすすめ記事】
高い?低い?年齢別の平均給与額【2020年版】

大学生を持つ家庭の世帯年収は862万円?

年収平均はいくら? 20代・30代・40代会社員でどう違う?

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 世界を知れば日本が見える

    韓国の戒厳令、尹大統領はなぜ突然「乱心」したのか。野党だけではない、北朝鮮とアメリカからの影響

  • ヒナタカの雑食系映画論

    独断と偏見で「2024年のホラー映画ランキング」を作成してみた。年末に映画館で見るならぜひ第3位を

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    「あれは全て私がやりました!」 わが社の“承認欲求モンスター”をどう扱うべきか?

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅