ビズヒッツは、転職経験のある夫をもつ既婚女性500人を対象に「夫の転職に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。夫の転職が、妻や家族にどのような影響を与えるのでしょうか。
夫が転職して困ったこと圧倒的1位は「収入の減少」
「夫が転職して困ったこと」は、「収入の減少」が2位以下を大きく離して1位でした。また、3位に「無収入の期間ができた」、7位に「収入が不安定になった」など、金銭面での困りごとが多くランクインする結果になりました。
1位「収入の減少」では、基本給やボーナスの減少のほか、「住宅手当」など各種手当がなくなって困ったという回答もありました。また、「外食を減らす」や「趣味にかけるお金を減らす」など、生活スタイルを変化せざるを得なかったというコメントも挙げられています。
2位には「生活リズムの変化」がランクイン。配偶者の勤務日時・通勤時間が変化したことで「休日をともに過ごせなくなった」「配偶者が子育てにかかわる時間の減少」という理由が述べられていました。
夫から転職を告げられたのは「転職を考え始めたとき」が半数以上
夫から転職を告げられたのは、「転職を考え始めたとき」(51.0%)が一番多い結果となりました。次いで「転職先が決まってから」(11.6%)、「転職活動中」(8.0%)が続いています。
「転職を考え始めたとき」が1位になったように、調査の結果では、半数以上の方が夫から転職につての相談を受けていたことがわかりました。中には「会社が嫌で、転職したい」と夫が具体的に転職を計画しはじめる前から、雰囲気を察していた人もいたようです。
夫の転職を「よかった」と思う人は85.4%
夫の転職に関しては、「思う」(42.4%)、「まあ思う」(43.0%)を合わせ、85.4%という多くの妻が、「夫が転職してよかった」と答えています。このことから、「夫の転職に際して困ったことがあった」と回答した方も結果的には「転職してよかった」という結果になりました。
夫が転職してよかった理由としては、「ストレスの軽減」や「給料増加」など、転職したことで家庭内の雰囲気もよくなったことがわかる回答が多く見られました。
一方、夫が転職して悪かった理由は、「収入が下がった」「新しい職場が本人に合っていないようだ」「健康が心配」などが目立ちました。また、これらが原因で「家族関係が悪化した」という人もいました。
【おすすめ記事】
・パート妻の稼ぎは誰のもの?増える、共働き夫婦の“生活費”騒動
・働き方より「働きがい」の時代へ? トヨタ系大手部品メーカーが挑戦する「働きがい改革」に注目
・コロナで求人は増えた? 減った? 転職事情のリアル
【関連リンク】